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radikoで再最注目! ラジオCMの効果教えます

インターネットを通じてPCやスマホからラジオが視聴できる「ラジコ」や、FMの電波でAMラジオが聴ける「ワイドFM」など、様々なコンテンツが普及したおかげで、ラジオを聴取する人が増えたと言われています。中には、このブームに乗っかってラジオCMを出したいと考えている企業の方もいるかもしれませんね。そんな皆さんのために、料金の相場やメリット・デメリットを解説しましょう!

ラジオCMの料金の種類

ラジオCMには大きく分けて2種類があります。

1 スポンサーCM(タイムCMとも呼ぶ)
番組のスポンサーになって、一定期間スポンサー料を支払う。番組中にスポンサー名を連呼してくれるので存在感は抜群。スポンサー料金は、明かされていないことがほとんど。局に問い合わせる必要がある。高額と言われている。

2 スポットCM
放送1回単位で放送料を支払う。ラジオCMは20秒が基本単位。費用は1回の放送料が2,000円から4万円前後と幅が広い。放送局、番組、放送時間などによって可変する。うまく探せば安い広告が見つかる。

・ その他
局によって、時報広告や、お知らせ広告といった特殊な枠を売っている例があります。

ラジオCMを代理店に頼んだ場合の料金

スポンサー広告は料金が公開されていないので、スポットCMについて調べました。
とは言っても、日本にラジオ局は100局以上存在するので、全部を調べるのは到底無理でした。手抜きをしてラジオ広告専門の代理店さんのサイトを見てみました。
大手の会社さんに以下の数字が書いてありました。
20秒CM一回の放送枠のみの料金だそうです。


北海道のラジオ局 18,000円〜22,000円
東北のラジオ局 12,000円〜33,000円
関東のラジオ局 12,000円〜100,000円
甲信越のラジオ局 14,000円〜25,000円
北陸のラジオ局 15,000円〜16,000円
東海のラジオ局 13,000円〜47,000円
関西のラジオ局 18,000円〜65,000円
中国のラジオ局 18,000円〜28,000円
四国のラジオ局 15,000円〜25,000円
九州・沖縄のラジオ局 10,000円〜48,000円

※CM1回あたりの金額
※人気番組や時間帯によっては料金が跳ね上がることもある。

毎日同じ時間に1回流したら、一ヶ月の広告料は36万円から144万円。
これは高いですね。

直接ラジオ局を調べてみたら、安いのもあった

あまり高いのでびっくりして、地方ラジオを調べてみたら、もっと安い広告枠が普通にありました。
例えば、東京八王子エリア(58万人が居住)で放送しているFM星空のラジオCM料金は次の通り。

●FM星空
・10分番組……3万円〜9万円/一ヶ月(※年契約)
・20秒CM……2,000円/1回放送(※三ヶ月以上契約、毎週一回以上放送の場合)
・時報CM……2,000円/1回放送(※三ヶ月以上契約、毎週一回以上放送の場合)

いきなりフレンドリーな価格になりました。HM星空は、開局一ヶ月でリスラジ全国聴取率ランキング第3位になった人気局だそうです。
10分番組というのは、メインコンテンツ自体を自前で制作するプラン(完全データ納品、審査あり)のようです。音楽番組をやってもいいし、地元愛を語ってもいいかもしれない。
自分の番組を持っても、年間36万円から108万円。

探せばあるってことのようです。
放送したい地域を絞り込んで、直接ラジオ局に問い合わせる努力はした方がよさそう。

制作費は別でかかるので注意

20秒のスポットCMの制作費の相場は、50,000円から。広告を扱っている会社が制作も同時に行うことが多く、こっちで勝手に録音した音声を持って行って「これ流してくれ」ってことはあまりやってないようです。

ラジオCMの効果とは?

ラジオCMを打つことで得られる効果はたくさんあります。ラジオは仕事をしながら、勉強をしながら、移動をしながら聞く人が多く、コマーシャルは番組内で何度か放送されるので、短期間で知名度が向上します。また、ラジオで放送されるということは信頼度が高まり、商品のブランド力アップにも貢献できるでしょう。

ラジオCMのメリット

ラジオCMを放送することで得られるメリットを紹介します。

・放送時間を選べるのでターゲットを絞りやすい

朝はビジネスパーソン、昼は主婦層、夜〜夜中は中高生やタクシーの運転手などが主に聴いているラジオ。番組自体にもそれぞれファンがついていますから、時間帯や番組に合わせた層に宣伝が可能です。例えば、深夜にやっている俳優のラジオには、若い女子中高生が聴いているから「ティーン向けの商材を」とターゲットを合わせられるわけです。

・地域に密着した広告ができる!

ラジオ番組は地域によって放送が分かれ、CMも都道府県によって違います。パーソナリティーに番組内で読んでもらうコマーシャルもあり、宣伝方法は様々。地元に密着した宣伝ができる強みがあります。

・短期間でCM作成ができる

映像を使わないため、ラジオCMは脚本作りだけでOK。また、短期間で推したいイベントや商品がある場合でも最適です。時間や費用をかけることなく制作できるのは大きなメリットでしょう。

・いつでもどこでも宣伝ができる

ラジオを聴きながら通勤・通学している人やお買い物をしている人へ宣伝できるため「今からあの店行ってみよう!」「あの商品買ってみよう」と訴求できます。

ラジオCMのデメリット

・音声だけなので商材を選ぶ

ラジオCMは、単体だと視覚的な訴求ができず、少しイメージがしづらいことがあります。よって、脚本のクオリティーが求められる場合も。テレビ、屋外広告、雑誌、インターネットなど、様々な広告媒体と併用すると販促効果が高まるので、しっかり分析して訴求効果を高めていきましょう。

・ながら聴きされてしまうケースも!

仕事中、通勤中(運転中)、料理中など、何かの作業をしている最中にラジオを聴くことがほとんどですので、作業に集中していてラジオCMを聴き逃されてしまうパターンもあります。しっかり時期やターゲットを明確にして訴求しましょう。

ラジオCMに向いている商材って何?

「視覚的にしかアピールできない」というのはデメリットではありますが、メリットに転換することだって可能。視覚的にでも効果が得られる商材を訴求すれば良いのです。映画、イベント、展覧会、書籍、CD、写真集、コンサートなど、もともと人気があり他媒体でも訴求ができる資金豊富なエンタメ系の商材の脚本は、プロが制作していることもあって結果も出ています。

また、レストランや旅行会社、レジャー施設など、聴くだけでもイメージが湧きやすい商材はラジオCMに向いていると言えます。逆を言えば、あまり見かけない新商品や、アパレル系の商材は不向きかもしれません。

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