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新聞広告は効果ない? NO!狙うは高齢者&高収入者

新聞広告はまだまだ効果があります!ターゲットは「高齢者&高収入者」。時間とお金があり、情報感度も高いこの層に響く商材とは……?さらに新聞広告には、二次取材のチャンスあり!最初の広告費なんて、あっという間に回収することも可能です。

今も健在!新聞広告の力を正しく把握しよう

みなさん新聞、読んでいますか?子どもの頃は身近に新聞があったけど、今は読んでいないという方は多いでしょう。
確かに、新聞の部数がのきなみ落ち込んでいるのは事実で、かつてほどの「あまねく伝える伝播力」はありません。

しかし、ネットでどれだけオワコンと言われていようが、新聞は依然として強い力を持っています。ネットニュースやまとめサイトの一次ソースは、やっぱり新聞ですしね。これはテレビも同じことが言えます。

また、「現在も新聞をとっている特定層への訴求力」も強いままです。

広告媒体としての新聞について分析していきましょう。

今新聞を読んでいるのは、「高齢者と高所得者家庭」

ではこのご時世に、新聞広告に触れる層はどのような方々なのでしょうか。ここに、それを示す2つの調査結果があります。

少し古いですが、NHK2010年に行った調査。無作為に選ばれた、7,200人を対象にした調査によると…

一番新聞を読むのは「70代の男女」。

20代・30代の若い世代は、スマホやタブレットなどのモバイル上で新聞を読む方がほとんど。
60歳以上になると、従来の紙媒体の方を好んでいる傾向です。

もうひとつの調査は転職サイトを運営している株式会社キャリアインデックスの2016年の調査。こちらは1,000人の働いている男女が回答。新聞を読んでいるか否かを年収別に分けると……。

年収1,000万円以上…92%
年収700~1,000万円…74%
年収500~700万円…54%
年収300万円~500万円…56%
年収300万円未満…55%

ちょっとびっくりですね。
年収700万円以上の人の7割以上が新聞読者です。

高額所得者は、政治経済の動きに敏感で、情報感度が高いのでしょう。
新聞広告のターゲットになるのは「高齢者&高収入者」(とその家族)。ここを外さなければ、今でも新聞広告は絶大な効果を発揮します。

新聞広告で効果を発揮する商材6

ではどんな商材が新聞広告に向いているのか。僕の独断ですが、いくつか考えてみました。

◆書籍
高収入で知的な読者との親和性の高さから。学術系、文学賞を受賞した書籍などが有効では。

◆健康食品
高齢者に向けた健康食品やサプリメント。
「膝の痛みを和らげる」など、高齢者特有の症状に訴える。

◆葬儀関係
最期に家族を困らせたくない、というニーズに応える終活系の商材。

◆車
キャッチコピー・ヴィジュアルをフルに活用して、エグゼクティブなライフスタイルを連想させる広告。

◆土地・不動産関係
高齢者&高収入者、どちらもターゲットになりうる広告。リタイヤ世代に対しても、セカンドハウスの広告などは、時間&お金に余裕のある彼らにフィットするのでは。

◆教育関係
高収入の家庭のご子息向け。意識の高い家庭なら高額の学習塾、留学支援なども刺さるのでは。

新聞広告から、メディア取材が発生することがある

新聞に広告を出すと二次的なメリットが得られる場合があります。メディア関係者の目に触れ、彼らの認知を得られるかもしれないことです。他社に出し抜かれることを報道メディアは気にしますから、ライバル紙のチェックは当たり前です。テレビや雑誌などのメディア関係者は、ほぼ確実に新聞を読んでいます。

そこからネタを拾うことも、大いにあるのです。

新聞に広告を掲載すると、うまくいけばメディアからの取材を受ける可能性もあります。
社会問題に直結するような商品やサービスなら、狙い所こういうのですね。

・子どもが二人以上ほしい20代限定の婚活パーティー
・児童虐待をテーマにしたルポルタージュ
・高齢者による自動車事故を防ぐために開発されたドラレコ
・海外留学生の雇用をサポートする勤怠管理システム
・オリンピックを視野に入れたウェアラブル翻訳機

たとえ最初に掲載されたのが広告枠だったとして、そのために50万円払ったとしても、それを皮切りに新聞3社から取材依頼が来たら、50万円で200万円分の広告を出せたのと同じ。すぐに元は取れてしまいます。

知人から聞いた話ですみませんが、出版社はこれを狙って書籍広告を出すとか。実際に、新聞広告一つで全国数紙から取材を受けて、三ヶ月以内にテレビはほぼ制覇なんて例もあるらしいです。最初に出す媒体は、朝日新聞が断然いいそうです

言うまでもなく、これは賭けになっちゃいますが……。

商材の社会的意義に自信がある場合は、プレスを打つのと同じくらい慎重にキャッチを作成し、アピールしてみる価値はあるでしょう。

まだまだ可能性のある新聞広告。
活用する余地はありそうです!

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