新聞の購読者が激減し、紙の新聞を定期購入している世帯が4割程度になっているので、チラシを確実に届けるためにポスティングが再注目されています。ここではポスティングのメリット、デメリットを詳しくご紹介します。
ポスティングのクレームは突然に……。メリットとデメリットを知っておこう!
ポスティングは自社、見込み客が居住するエリアに届けられる、地域密着型の広告宣伝方法です。エリアを細かく設定できるの魅力ですが、自社、自店舗独自でポスティングをするときはポスティングについてよく知っておかないと、後からクレームの嵐がやってくる可能性が!
ポスティングの基本を知っておくだけで余計なクレームを避けられます。ではポスティングのメリットとデメリットについて詳しく解説していきましょう!
ポスティングのメリット
1.チラシさえあれば「今すぐ」に配布できる
なんといっても、ポスティングのメリットはチラシとポスティングスタッフがいれば「今すぐ」配布できることに尽きます。配布エリアや時間、ターゲティングや商圏調査ができていて、見込み客に刺さるチラシが用意されているなら、「今日配布」しても反応が期待できますよ。
2.狙ったターゲットに訴求できる
「年収1千万円以上の人」とか「要介護者と同居している人」などのセグメントはできませんが、地域の特性からある程度相手の属性を特定できるケースが多いです。また、持ち家か借家か、戸建てに自家用車があるかどうか、といった程度の違いなら、配布スタッフがその場で情報収集できます。
そうすると「外壁リフォーム」のチラシをポスティングしたい場合に「築10年以上の一軒家」を狙うということができます。既にリフォーム済みの家に配布するのもあり。10年後か20年後に見込み客になるかもしれませんから、名前だけでも覚えてもらうという考え方ができます。
3.保管が簡単にできる
引っ越しの後片付け作業で生まれて初めての「ギックリ腰」になったときにお世話になったのが、整骨院のポスティングチラシでした。このチラシ、大阪に引っ越してきたばかりの頃に投函されたもので、なんとなく気になって取っておいたものでした。
「あ!そういえば整骨院のチラシがあったな!」と思い出してすぐ電話。普段はポスティングなんて迷惑って思ってましたが、あのときは「ありがたいなあ……!」と思いました。
僕みたいにポスティングチラシを「気になって取っておいた」という人は意外と多いんですよ。特に、出前サービスのチラシは保管している家が多いと思います。すぐに反応がなくても時間差で問い合わせがあることも!
4.チラシ以外のものも配布できる
これはポスティングだからこそできるワザです。食品サンプル以外でポストに入るサイズのものなら何でも入れられます。郵送すると厚みに制限があったり郵送費が跳ね上がったりしますが、ポスティングなら多少荷物が増えるだけなのでコストはほとんど変わりません。
王道は「ポケットティッシュ」ですが、最近はありがたがられない傾向です。それよりも、自社商材やサービスに関連したノベルティや製品のサンプル、潜在やウエットティッシュなどの消耗品が人気の模様。ポスト経由なら実際に手にとってもらえる可能性が高い
ポスティングのデメリット
1.一日に配布できる枚数が限られる
ポスティングは人海戦術で一軒一軒のポストへチラシを投函します。配布するのは「人」ですから、当然一日に配布できるMAX部数は限られてきます。配布スタッフを増やすとコストも膨らみます。
2.悪天候時はポスティングができない
雨天、降雪などの悪天候時はチラシが濡れてしまうため、ポスティングができません。イベント日に合わせてポスティングをしたいのに、予定が大幅に遅れてしまうこともあります。
3.クレームの可能性がある
ポストに「ポスティングお断り」と明記しているのにチラシが入っていた、全く興味のないチラシが毎回入れられるなどのクレームが寄せられることがあります。ポスティング業者によっては「クレーム対応」がサービス内容に含まれることもありますが、自社でポスティングをする場合はクレーム対応に追われることも考えられます。
ポスティングのルールについてはこちらの記事をご覧ください。
⇒ポスティングで効果を出すには守るべきルールがある!
以上、熱血野郎でした~。