検索キーワードだけを見ていては、ユーザーの「本当のニーズ」を汲み取ることはできません。ここでは検索キーワードの裏に隠れている「本当のニーズ」の見つけ方を具体例とともに紹介します。検索で自社サイトを上位表示させたい、これ以上ムダな広告を打ちたくない経営者の方は必見です。
検索キーワードとは何か
検索キーワードは自社のホームページがどのような主旨で、誰に向けて発信しているかをGoogleが判断する、最も大切な指標のようなもの。ここがおろそかになるとどんなに良いコンテンツを作成しても上位表示されず、永遠にユーザーの目に止まることはありません。
そのくらい、検索キーワードを選ぶことは大事なんですよ。
キーワードの組み合わせについての詳しい解説はこちらから読めます。
キーワードだけを盛り込んだ「ゴミコンテンツ」は意味がない!
例えば「チワワ 首輪」で検索しているユーザーが沢山いるとします。自社でチワワの首輪を売っているなら、「チワワ 首輪」にキーワード設定したコンテンツは可能性がありますね。
しかし、「チワワ 首輪」だけのキーワードで、ユーザーが「何を知りたがっているのか」判断できるでしょうか。
「チワワの首輪を買いたい」のか
「チワワの首輪の一般的なサイズを知りたい」のか
「チワワが付けているカワイイ首輪の写真が見たい」
「チワワが首輪を嫌がる理由を知りたい」のか
「チワワが首輪を付けるタイミングはいつか知りたい」のか
検索キーワードだけじゃわからないんですよね。
せっかく母数の多いキーワードでも、見当違いな内容を提供したのではお客さんはページを見てくれません。秒速でサイトを閉じるでしょう。
それなら「チワワ 首輪」のキーワードで、片っ端からコンテンツを作ればいいんじゃないのーって考えちゃった経営者の方は要注意!思考停止しちゃってます!
キーワードだけをふんだんに盛り込んだだけの、内容の薄い「ゴミコンテンツ」は、Googleの検索順位結果に素早く反映されて、アッという間に「圏外」へ飛ばされます。
自社サイトが「なかったこと」にされてしまうんです。
サイト制作でもっとも大事なことは、お客さんが欲しいと思っている情報を提供することです。
「チワワ 首輪」で検索してきたユーザーの「本当のニーズ」は何か。頭に汗をかいて考え抜く必要があるってことです。
検索キーワードの組み合わせから「本当のニーズ」を探す!
では、本当のニーズはどうやって探せばいいのか。
実はあなたも毎日「本当のニーズ」に遭遇しているはずなんです。
目の前にあるのに気づいていないだけ。
これから例を挙げて解説していきますね。
「本当のニーズ」がわかればビジネスチャンスが広がる!
たとえば、「洗濯機 修理」というキーワードで検索したユーザーがいるとします。
この場合どんな「ニーズ」があるのかというと、
「洗濯機を修理する方法が知りたい」
「洗濯機を修理する部品が欲しい」
「洗濯機の修理を依頼できる店舗を知りたい」
「洗濯機の修理費用を知りたい」
「洗濯機の修理期間を知りたい」などが思い浮かぶと思います。
はい!ここで想像力をフル稼働させてみてください。
「洗濯機 修理」
↓
洗濯機が使えない状態かも?
↓
洗濯物が溜まって困っているのでは?
もうお気づきですよね。「洗濯機 修理」の本当のニーズは
「早く洗濯物を洗いたい」なんです。
「洗濯機 修理」で検索しているユーザーは、
「今、営業している近所のコインランドリー店の情報」
「洗濯レベルに除菌と消臭ができる消臭剤の情報」
「回収も配達もしてくれるクリーニング店の情報」を
クリックする可能性があるということです。
この考え方は、広告出稿する際には大いに役立ちます。
また、自社のホームページを制作する時にも、キーワードを探す時に役立ちます。
想像力を働かせてお宝キーワードを見つける
キーワードを探す時、多くの人がまず自社の商品やサービスに関連する言葉を選び、Googleキーワードプランナーで検索母数を調べ、多くの人が検索しているキーワードを選んでコンテンツを作成します。
これは、たくさんの人が行っている方法なので、当然ライバルもやっていると考えてください。
上位化するのはそれだけ困難です。
逆に、ニーズからキーワードを掘り起こしていけば、誰も目を付けていないお宝キーワードが見つかります。
あなたのビジネスがコインランドリーだった場合、よくある方法でキーワードを選ぶとこんな感じ。
「コインランドリー 24時間」
「コインランドリー 池袋駅」
「コインランドリー 東池袋 安い」
ニーズから掘り起こすとこんな感じ。
「布団 丸洗い 池袋」
「羽布団 洗えるのか」
「クリーニング 受け取り 行けない」
「コインランドリー 衛生」
「布団 ダニ 除去」
「布団乾燥 何分かかる」
「ユーザーはどんな問題を解決したいのか」という視点で検索キーワードを探すと、キーワードの裏にあるニーズに気づき、ビジネスチャンスが大きく広がるかもしれませんよ。ぜひ想像力を働かせてキーワードと向き合ってみてください。
以上、熱血野郎でした~!