紙袋の二次利用は、宣伝としての効果が高いです。大切なのは、「シンプル×リッチなデザイン」、「丈夫さ」、「高級感のあるディティール選び」の3つ。フォントや用紙、提げ紐の選び方に気をつければ、紙袋は歩く広告塔に早変わりします!
紙袋 商品(モノ)入れるだけじゃ 『MOTTAINAI』
「紙袋 あぁ紙袋 紙袋」
……と、開始早々アホなことが言いたいワケではありません。
みなさん、宣伝ツールとして使っていますか?活用していますか?紙袋を。
「紙袋なんて、ウチの商品が入ればいいんじゃろがい!」
とか言っているあなたは、僕よりアホ。
だって紙袋って、「無料で街中に広告が出せる大事なツール」なんですよ。
【詳しくはこちら】
例えば……あなたが友人から借していたマンガが返ってきた時や、誕生日に小さなプレゼントをいくつか貰った時を想像しましょう。
「いいとこそうなお店の紙袋」に入っていたら、「おっ?」ってなりませんか?
そうです。その反応です。
その後帰宅して、なんとなくその紙袋のお店を、ネットで調べたりしませんか?
そうです。その行動です。
もちろん、これはあくまで一例。
紙袋を保存してもらって、別の用途に使ってもらえれば、何か予期せぬ宣伝効果があるかもしれません。
特に、女性は紙袋をとっておく傾向があります!
女性向けのアパレルショップ・スイーツ店・コスメブランドなどは、お客様二次使用も想定した紙袋作成を行うほどです。
そこで、僕なりに考えた、2回・3回と紙袋を使ってもらうため、抑えるべきポイント3点を紹介します。
脱・派手デザイン!シンプル×リッチな紙袋がベター
「女性にウケる様に、キラキラしたデザインにすればいいのか!」
なーんて突っ走るあなたは、大アホ。
よく考えてみて下さい。
職場の先輩にあげる、誕生日プレゼントを入れるための紙袋。
それに、総ヒョウ柄+ハイビスカスが描かれていて、ショッキングピンクで店舗名が書かれた紙袋を、使えると思いますか?
相手の趣味もあると思うので、100%ないとは言いません。
でも、多くの人に受け入れられるのは、奇抜でなくシンプルでシックなもの。
みなさん、シャネルのショッピングバッグを見たことありますか?
白地に黒い縁どりをして、中央に「CHANEL」と黒字で配置して終わり。
これだけなのに、どこに出しても恥ずかしくない紙袋です。
このように二次使用される紙袋を作るなら、シンプルなデザインが一番です。
文字だけでも美麗なデザインは作れる
ここはシャネルを真似て、高級感のあるデザインを目指してみましょう。
高級感のあるフォントを使えば、文字を並べただけでも狙った効果は出せます。
たとえばこれは僕のお気に入りのフォント、Trajan(トレイジャン、トラジャンと読む)。
昔からあるフォントで、ゴディバや映画『タイタニック』のロゴもこれ。
こういうフォントで店名を入れれば、高貴なデザインの完成です!
強度を上げて、マンガやワインにも耐えられる紙袋を!
友達に貸すマンガやプレゼントであげるワインを、手持ちの紙袋に入れて渡すことってよくあります。
自社製品が軽くても、こういう二次利用の用途を狙って少し丈夫に紙袋を作っておくのも手。
紙袋用の用紙で、極端にもろいものはないです。
しかし、用紙によって強度の差は多少あります。
紙袋の用紙の中で、一番丈夫なのが「未晒クラフト紙」
包装紙とかに使われる、茶色い紙です。
「晒」とは紙の漂白のこと。
未晒=漂白されていないから、紙の色が白くない&紙の強度が強いんです。
お店の雰囲気に合っているのであれば、検討してみてもいいのではないでしょうか。
また、イノウエでは、オプションで紙袋の底に段ボール台紙を入れることが可能です。
強度を上げられるのはもちろん、紙袋の形状を整える効果もあります。
入れて損はありません!
紙袋の二次利用を狙うなら、ぜひ活用しましょう!
ちょっとした工夫で、高級感を演出してみる
紙袋の二次利用を狙うなら、提げ紐は「アクリル丸ヒモ」一択でしょう。
柔らかな手触りと滑らかな質感は、紙袋をワンランクアップしてくれます。
重いものが入っても、手に負担がかかりにくいのもポイントです。
もう一つ、予算がかかってしまいますが「箔押し」もおススメ。
箔押しとは、フィルムを金属製の方で押し当てて、圧着する装飾のこと。
インクではなく異素材を使うので、存在感があります。
イノウエでは、箔押しを38種類の中から選べます。
カラーや輝きが異なるので、お店の雰囲気に合わせたものを選びましょう。
「箔押しで印刷できるロゴがない……」という方も大丈夫。
トライバルやティアラなどの柄を、印刷した店名の周りに配置すれば、グッとゴージャスに!
上記の「Trajan」フォントとの組み合わせもバッチリです。
二次利用からの宣伝を意識した紙袋作成、心がけてみてはいかがでしょうか。
以上、熱血野郎でした~。