古来神社は人々にとって身近な存在でした。初詣、七五三などの年中行事の他、お宮参り、冠婚葬祭など、神社との深い関わりがありましたが、ライフスタイルの変化により、参拝する機会が激減しています。特に若い年代の人たちの神社離れが急速に進んでいます。若い参拝客の減少は神社経営の危機に直結する死活問題。では神社はどのようにして参拝客を集めようとしているのでしょうか。
神社ハイテク化の流れが避けられない理由とは
僕の知り合いの御朱印ガールに聞いた話によると、今の神社はどんどんIT化が進んでいて、参拝者がビックリするくらいらしいです。
詳しくは後述しますが、この流れはどんどん加速化しています。その理由は少子高齢化による参拝客の減少と、各神社の厳しい経営状況によるものなのだそうです。ご寄付、お賽銭、冠婚葬祭だけでは神社経営を維持できないということ。
黒字経営できている神社はほんの一握りで、ほとんどの神社は敷地を貸し出したり、敷地内に月極駐車場を作って収入を得たり、その他副業をしてなんとか経営を維持しているという、驚きの状態のようです。
参考資料:NHK 生活情報ブログ・知られざる神社の台所事情
https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/800/289453.html
神主さんもマーケティングを学ばないと神社を維持できない時代になりました。
イマドキの神社はこんなにIT化が進んでる!これからの参拝者獲得方法とは
では、参拝客を集めるために、各神社はどのような取り組みをしているのでしょうか。
調べてみると、ホントにビックリなアイデアで参拝客の獲得に成功している神社がたくさんありました。できる限りご紹介していきますね。神社だけでなく異業種の経営者さんのヒントになるアイデアがいっぱいありますよ。
貴船神社(京都)
おみくじにQRコードをつけて多言語化してます。
参考資料:ITメディアビジネス・神社もIT化? 貴船神社の“QRコード”おみくじ
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1710/07/news008.html
電電宮(京都)
おみくじがSDカードです。神様の画像入り。
参考資料:LINEトラベル・嵐山「法輪寺・電電宮」は電気・電波・IT関連事業者の守り神!
https://www.travel.co.jp/guide/article/9086/
紅葉八幡宮(福岡)
御朱印帳からARで神様が飛び出します。
参考資料:紅葉八幡宮
http://momijihachimangu.or.jp/goshuinar
神田明神(東京)
IT情報を守るお守りがあります。僕も持ってます。
参考資料:神田明神
https://www.kandamyoujin.or.jp/
愛宕神社(東京)
パソコン、スマートフォンでバーチャル参拝ができます。おみくじも画面上で引けます。僕も引いてみました。
参考資料:愛宕神社
http://www.atago-jinja.com/
日光二荒山神社(栃木)
中華系参拝者向けにはアリペイ、ウィーチャットペイが導入されています。
参考資料:下野新聞・日光二荒山神社がペイペイ導入へ さい銭案内にQRコード
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/128142
しあわせ餃子おみくじもカワイイです。
参考資料:宇都宮二荒山神社
http://futaarayamajinja.jp/kitou/#gyouza
イマドキの神社はこんなにIT化が進んでる!これからの参拝者獲得方法とは
参拝客が便利と感じるものであれば、どんどんやってみるといいと思うんですよ。本来神社はもっと生活に身近なものであったはずなんです。お守りやお札、絵馬、破魔矢などを授受することは、神様からのご利益を分けていただくという意味合いもあるんです。IT化したからご利益が薄くなるっていうことはないですからね。「SNSで話題になっていたから参拝に来た」という理由でも全然いいと思います。
ぜひ臆せずIT化を希望します!
以上、熱血野郎でした~。