実は、ちんどん屋さんは「広告請負業」。商店街、飲食店、遊戯店の新規開店イベントなどに、手渡しでチラシを配って周るアナログな広告方法ですが、笑顔でチラシを受け取ってくれる人がとても多いんです。では、実際にちんどん屋さんに依頼すると費用はどのくらいかかるのでしょうか。僕が先日偶然見かけたちんどん屋さんのエピソードも交えてご紹介していきますね。
ちんどん屋さんは古くて新しい「究極のアナログ広告」
僕の両親世代は「懐かしい~」、僕ら世代は「初めて見た~」。ちんどん屋さんは古くて新しい「究極のアナログ広告」なんじゃないかと思います。
先日久しぶりに東京へ行ったときに立ち寄った池袋での出来事。大型カメラ屋さんへ向かって歩いていると、軽快な音楽とド派手な衣装をまとった集団がこっちへ歩いてくるではありませんか。「○○(某テイクアウト店の名前)が本日オープンしました~!」とチラシを次々に配っていたのが、まさしく「ちんどん屋さん」でした。
その様子を観察していると、かなりの確率でチラシを受け取って飲食店へ行ってるんです。ちんどん屋さんはチラシをただバラまいてるだけじゃないんですよ。広告主のターゲットにマッチする、チラシを受け取ってもらえそうな人を瞬時に判断して配っているんですね。いやあ、さすがプロだなあ。わざわざチラシをもらいに来る外国人観光客の方もいましたからね。
僕もその店まで行ってみたら、すごい行列ができてました。その店の前でもちんどん屋さんがパフォーマンスをしていて、並んでいる人を全く飽きさせないんです。笑顔で行列に並び続ける人を見て、ちんどん屋さんの底力を実感しました。
喜んでチラシ広告を受け取ってもらえることのスゴさ
ちんどん屋さんのスゴさは「喜んでチラシを受け取ってもらえる」ことでしょう。ビラまきしたことがある経営者さんならわかると思いますが、チラシだけではほぼ素通りされます。まあ無難にティッシュを付けても受け取り率はそれほど変わりません。
しかし、ちんどん屋は違います。目にも鮮やかな衣装をまとい、独特の音色を奏でる宣伝隊は、人が歩く速度でゆったりとチラシを配っていくんですね。受け取るまでしつこくチラシを押し付けるようなこともありません。逆に「私にもちょうだい!」とチラシをもらいにわざわざ家から出てくる人もいるほど。
ちんどん屋さんの依頼費用はいくら?
ちんどん屋さんの広告宣伝方法はアナログですが、ウェブサイトやホームページを持っているところがほとんど。依頼はスマホやパソコンから簡単にできますから、興味がある経営者さんは検索なさってみてくださいね。
宣伝パターンは豊富で、依頼主の要望に応じてプロの視点でベストな「広告方法」を提案してくれます。街のなかを移動しながら宣伝活動をする「街まわり」、移動しない「定点」、街まわりよりも短いコースの「周遊」のほかに、「にぎやかし」「パレードの先導」「ステージショー」などもあります。
ちんどん屋さんの依頼費用ですが、宣伝パターン、依頼人数、拘束時間、依頼内容、依頼地域、チラシ配布要員の増減によって変わるそうなので、希望を伺ってから広告主に合った効果的なプランを提案してくれるとのことです。
例】基本的な3人編成(チンドン太鼓/ゴロス/管楽器)+チラシ配布要員1人で1日7時間、約100,000円~
スマホ全盛時代だから「ちんどん屋さん」というアナログ広告が映える!
スマホでタップすれば一瞬で全世界とつながる時代に、なぜちんどん屋さん?と思いますよね。実際にちんどん屋さんに会うと実感するんですが、あの音色の心地よさと独特の口上に心がワクワクしてしまうんですよね。
見る、聞くといった「五感」を刺激する広告宣伝は、人の記憶に残りやすいです。個人、企業を問わず誰でも依頼ができる「ちんどん屋さん」を、ネット広告と併用してみるのもいいかもしれないですね!
以上、熱血野郎でした~。