ポスティングのレスポンス率は0.01%~0.03%というデータがあるそうです。過酷を極めるポスティング広告ですが、ポスティングで利益を出している企業、店舗も数多く存在します。ここではポスティングで成功するための施策、ポスティングにかかる費用、予算計算例について解説します。
ポスティングのレスポンス率は「センミツ」!?
「センミツ」って言葉を聞いたことがありますか?「相見積もり」の略じゃないですよ、センミツです(笑)カフェ店長時代に商工会の先輩同士の会話の中でたまーに小耳に挟むことがあって、「センミツってなんだ?」と疑問に思ってたんですよね。
これ、ポスティングのレスポンス率の平均値だそうです。「1000(セン)枚ポスティングして3(ミツ)人から反応がくれば合格ライン」という略語なんだそう。しかも昔の。ネット広告が普及している現在は「センミツ」ところか「マンミツ」レベルらしいです。
ちなみにマンミツは、チラシを10,000枚配布→3人がアクションを起こすと想定として、実に反応率0.03%です(涙)。
商材が自動車やマンションなら、1万枚のチラシをポスティングしても、3人が買ってくれればペイできるので十分ですよね。でも、30分4,000円のマッサージ店に3人しか来なければ大赤字。
結局は費用対効果なんですが、実際、自動車やマンション以外の商材でもポスティングは使われています。
どんなにポスティングの反応率が悪いといっても、きっちり成果を出している企業、店舗は存在するということです。成功している企業、店舗はどうやって利益をだしているのでしょうか。
ポスティングが成功している店舗の施策
ポスティングに成功している企業、店舗は綿密にマーケティングをしています。マーケティングといっても決して難しいことではなく、お客様との何気ない会話から得られる「お客様が悩んでいる、困っている、解決したい」情報を、自社で提供できるサービスに落とし込んでチラシに盛り込んでいるだけのことなんです。
マーケティングで一番大切なのは「お客様の生の声」ですからね。そこは絶対にブレないようにしてください。
ポスティングを業者に依頼したときの料金例
ラクスルの場合
1,000部:10,000円~
(A4サイズ | 両面カラー | 東京23区 | 印刷+配布)
10,000部:62,000円~
(A4サイズ | 両面カラー | 東京23区 | 印刷+配布)
ポスティングの予算計算例
自社で扱っている商材、配布数、チラシサイズ、質、カラー、クオリティ、配布エリアなどによりますが、ポスティングの反応率を「マンミツ」と見積もって計算すると、下記の計算例になります(※ポスティングのみにかかったコストで計算しています)
10,000部配布(62,000円)→3人が反応(1人獲得コスト 20,666円)
→10,000部配布予定なら最低でも1商材20,666円以上のものを扱う必要がある
ポスティングのレスポンス率か商材単価を上げるしかない
ポスティングで成果を出すには「レスポンス率か商材単価を上げる」かの2択しかありません。逆に言えば「やるべきことがハッキリしているので迷いが消えた。」という経営者さんも多いらしいです。商工会の先輩経営者さんは「マンミツ」から脱却をして毎月新規顧客を獲得しているそうです(いろんな広告に片っ端から手を出して失敗し続けたという経歴の持ち主。機会があれば先輩の武勇伝も紹介しますね)。
自社で扱っている商材により、ポスティングを始め各種広告を選ぶ時代になっています。広告=チラシしかないという時代はとっくに終わりました。ぜひ自社商材と広告の相性を見極めてベストな広告を見つけてみてください。
以上、熱血野郎でした~。