前回は、自分でできるコンテンツSEOの始め方(前編)ということで、自社商品やサービスの分析と、ターゲットニーズの分析について説明しました。今回のコンテンツSEOの始め方(中編)では、個人経営者の人に向けて、実際のコンテンツ制作についてレクチャーしていきたいと思います。
コンテンツを制作する
コンテンツ制作の手順について紹介します。
記事コンテンツの制作
自社商品やサービスの分析と、ターゲットニーズの棚卸ができたら、その中からコンテンツ化するものを選びましょう。1,000文字~2,000文字程度のボリュームがありそうなトピックであれば、単独ページを制作すればOKですが、ボリュームが少なく内容が薄そうなトピックについては、複数をまとめて一つのページにして作成します。いくつか、コンテンツ化の候補トピックが集まったら、優先順位の高いものから順番に作成に入ってください。
コンテンツの優先度
コンテンツの優先度については、まずターゲットニーズが高いコンテンツはもちろん、新商品や新サービスなど会社的な公開優先度が高いもの。また、ユーザーの月間検索回数が多く、SEO対策によって高い集客が見込まれるものの中から、総合的に判断し優先度を決めることが必要です。
競合サイトのコンテンツを分析
コンテンツ制作する際、もうひとつ欠かせないことがあります。それは、競合サイトのコンテンツ分析です。
コンテンツ内容を徹底的に分析
検索上位に表示されている競合サイトの分析は必ず行うようにしましょう。まず、競合サイトのコンテンツをチェックし、どのような内容を扱っているか、コンテンツの優れている点がどこか、サイトデザインやイラスト、図の活用方法に至るまで徹底的に分析します。
HTMLのソースコードもチェック
コンテンツをブラウザ上で確認するだけでなく、HTMLのソースも確認して、どんなtitleタグやdescriptionの設定をしているかなどについて分析します。たとえば、「Chrome」でソースコードを確認する方法は、該当ページで右クリックして「検証」を選択するだけでOKです。また、ショットカットキーの「Ctrl + Shift + C」か、「F12」を押すだけでもソースコードを表示できます。
SNS対策も忘れずに
コンテンツSEOは、基本的に自社のWebサイトの中に良質なコンテンツを提供し続けることが基本です。しかし、良いコンテンツであれば、ユーザーがSNSで拡散してくれる可能性も高いので、上手くいけば被リンク数を効果的に増やすこともできます。したがって、新しいコンテンツをリリースする際には、Facebookやtwitter、instagramといったSNSにも積極的に投稿するようにしましょう。
量より質を重視するべき
今回は、コンテンツSEOの始め方(中編)ということで、実際のコンテンツ制作についてレクチャーしました。コンテンツをむやみやたらと量産するよりは、質の高いコンテンツを着実に成果につながるというのが、筆者の見解です。ユーザーにとって有益かつ、ここでしか読めないコンテンツを作ることにこだわりましょう。なお、次回、コンテンツSEOの始め方(後編)では、コンテンツSEOに必須のキーワードの選び方についてレクチャーします。