文章を書く時には、できるだけ短くするように気をつけます。その方が読みやすく親切だからです。推敲するポイントがわからないという方は「接続詞」に注目してみてください。ほとんどの接続詞は、なんと！削っても意味が通じます。接続詞を取る例を紹介します。
文章とスカートは短い方がいい！
スカートは僕の主観ですが（笑）、「スピーチは短く」が好まれるのは万国共通です。
それと同じと思っていただければと思います。
同じ情報が伝わるのならば、短ければ短いほど優れた文章です。
できるだけ少ないセンテンスで伝わるように書いてみましょう。
特にWebで販促活動を行うのなら、せっかちなネットユーザーの特性に合わせた「早く伝わる書き方」を磨いていくのが大事です。
Webは紙媒体のように原稿量に制限がないので、ややもすると推敲が甘くなる。だらだらと書きすぎてしまいます。
文章を見直す際に、とても簡単なポイントがあります。その一つが、接続詞です。
ほとんどの接続詞は、なくても意味が通じる
嘘だあ？と思われるでしょうか。これは昔から言われていることです。
接続詞は、前後の文章の意味を補完するもの。それ自体に強い意味や情報があるわけではありませんが、必要だから存在します。本来は。
しかし、付けなくてもいいのに慣例で枕詞としての用法をしている人がとても多い。
試しに、接続詞をとっぱらってみてください。そのままで意味が通じることがままあります。
下の例文には、7個の接続詞を入れてみました。
2019年3月の新作は、「さくらフラペチーノ」と「あわゆき抹茶」です。さくらフラペチーノは、さくらシロップを使ったフラペチーノに、白玉だんごとチョコチップ、さらにクリームをトッピング。一方、あわゆき抹茶スムージーは、抹茶味のスムージをメレンゲとクリームで飾りました。おまけに、辻利の抹茶をぱらり。
ところで、春なのに「雪」は変だと思われますか？泡雪は春の季語で、すぐに溶ける春先のぼたん雪のことを指します。つまり、お口の中でとろける食感ということです！ちなみにどちらも400円。なお、発売一週間は特別価格の350円でご提供いたします。（266文字）
取れるところは取ってみましょう。
2019年3月の新作は、「さくらフラペチーノ」と「あわゆき抹茶」です。さくらフラペチーノは、さくらシロップを使ったフラペチーノに、白玉だんごとチョコチップ、クリームをトッピング。あわゆき抹茶スムージーは、抹茶味のスムージをメレンゲとクリーム、辻利の抹茶で飾りました。
春なのに「雪」は変だと思われますか？泡雪は春の季語で、すぐに溶ける春先のぼたん雪のことを指します。お口の中でとろける食感ということです！どちらも400円。発売一週間は特別価格の350円でご提供いたします。（235文字）
一つくらいは残るかと思いましたが、やってみたら全部取れてしまいました。31文字削減しました。意味の伝わり度は、修正前と遜色ありません。
多くの人は接続詞を使いすぎる傾向にあります。意識的に、ムダをなくすようにしましょう。
接続詞を削ると読点も削れることが多い
接続詞は読点（、）とセットで使われることが多いので、接続詞を切ると読点も一緒に削れます。
一つの文章に読点がいくつもあると冗長に見えるので、一つの文章に入れる読点は、理想的には一つ。必要に応じて二つまで。三つ以上は例外的な表現のみにします。
上に挙げた例文と同じですが、もう一つサンプルをお見せして終わりにしたいと思います。
僕は勉強ができない。それに、女の子にもモテない。中でも、クラスの女子たちには、嫌われているとすら感じる。
ただ、彼女らは、僕よりスポーツができたり、僕より優しかったり、僕よりコミュ力の高い男子が好きなのかもしれない。あるいは、僕よりイケメンが好きなだけで、僕の能力や性質なんて、そもそも何の関係もないのかもしれない。なぜなら、僕が能力や性質を彼女らにアピールする機会なんて、これまでに訪れたこともないのだから。（204文字）
この例文を、接続詞と一緒に読点を削ってみましょう。
僕は勉強ができない。女の子にもモテない。中でも、クラスの女子たちには、嫌われているとすら感じる。
彼女らは、僕よりスポーツができたり、僕より優しかったり、僕よりコミュ力の高い男子が好きなのかもしれない。僕よりイケメンが好きなだけで、僕の能力や性質なんて、何の関係もないのかもしれない。僕が能力や性質を彼女らにアピールする機会なんて、これまでに訪れたこともないのだから。（183文字）
だいぶスッキリしました。
ブログでも商品説明でも、文章を書く時はこれをやるといい感じになりますよ！
以上、熱血野郎でした〜。