MENU

書くスピードがアップする。ブログ・Webライティングの「書く順番」

Webライティングが進まないなら、書く順番が悪い可能性が大きいです。多くの場合、筆が進まない原因は「うまい表現が見つからない」ではなく、「何を書いたらいいかわからない」ではないでしょうか。書く順番を見直すと、書くことがスラスラ出てきます。具体的な書き方を紹介します。

文章を構成する項目と、書く順番はこれだ!

雑誌でもWebの記事でも基本的には文章を構成する要素は同じ。簡単に書くとこれだけです。

○文章を構成する要素
1 タイトル
2 リード
3 見出し
4 本文

見出しと本文の組み合わせは必要回数繰り返します。最後に「まとめ」を入れる場合もありますが、必須ではないのでここでは簡単な構成について書きます。

タイトル→リード→見出し→本文という並び順で書いてしまいがちですが、それは一番やってはいけない書き順です。Webの場合は次の順番で書いていきます。

○Webライティングの書く順番
3 見出し
4 本文
2 リード
1 タイトル

リードやタイトルを最後に書く理由

タイトルがあり、リード文があり、本文があるのは紙媒体も同じです。しかし、役割はWebと紙媒体では全然違うからです。

○雑誌の文章の役割
タイトル……注意を引きつける
↓(私の知らないことが書いてありそうだ)
リード文……共感性を高めたり背景事情を述べたりして引き込む
↓(確かにそうだ/いやいや違うぞ)
本文……論を構築して結論を述べる。
↓(理解できた)

○Webの文章の役割
タイトル……答えがあることを知らせる
↓(私の知りたかったことが書いてありそうだ
リード文……何が書いてあるのか、迅速に回答を与える
↓(答えはわかった。もっと知りたい)
↓本文……結論を詳述する。
(理解できた)

大きな違いは、結論がどこにあるか。紙媒体は文末、Webは文頭です
結論は全体の要約であるため、Webのテキストは、タイトルとリードを必ず最後に書くのです。

ネットユーザーは短気ですぐにページを離脱します。そのため、結論を先に見せるというのが正解とされています。

それについてはこちらの記事もどうぞ。→ここで勝負が決まる!いいリードの書き方

Webライティングの書く手順

この書き方で書くと、時間も短縮することができ、訪問してくれたユーザーを逃がしにくくできます。色々試したり調べたりした結果、これがベスト。
ここでは、仮に「浮気した夫と有利に離婚するための準備」というテーマで記事を書くことにします。

1 テーマと結論を決める

テーマと結論はセットで決定します。テーマだけ作って書きながら結論を考えると、考えが迷子になって時間を食いますまた、最終的な原稿量の調節がしづらく、冗長になる可能性があります。

結論を決めたら本筋はまっすぐ通します。「でも例外も山ほどある」とか「答えは人による」みたいになりそうだったら、テーマ自体を変えた方がいいでしょう。

○テーマ:浮気した夫と有利に離婚するための準備
○結論:相手に気取られる前に証拠と財産を把握する

2 見出しを仮で書く

一番最初に、見出しをすべて書きます。それが文章の骨組み=構成になるためです。説得力のある並びになっているか、足りない情報がないかを俯瞰することができます。見出しは後で推敲するので、ここでは主旨がわかればOK。仮でかまいません。

見出しの下に、それをより詳しく解説するための「小見出し+本文」を付ける場合は、それもここで書いてしまいます。目次を作る感じですね。

1 浮気を責めるのは一番最後
2 先にすべきなのは証拠収集
 2-1 浮気の証拠になるもの
 2-2 浮気の証拠にはならないもの
 2-3 録音・盗撮は違法かどうか
3 次にすべきなのは財産把握
 3-1 銀行通帳、有価証券、不動産
 3-2 現物資産の把握は困難
 3-3 財産把握のうまい言い訳3例

3 本文をすべて埋めて、見出しを見直す

上の仮見出しさえ書いてしまえば、迅速に本文を埋めていけるはず。今までテキストを書くのに時間がかかって仕方なかったという人は、見出しの作成にこそ時間をかけてみてください。

本文をすべて埋めたら、見出しを見直して、読みやすくキャッチーなものに変更します。

1 相手を責めると損をする。気づいてることを最後まで隠し通せ!
2 証拠がないと離婚すらできない。証拠集めだけは失敗できない
 2-1 浮気の証拠になるものは、肉体関係を裏付けるもの
 2-2 キスだけじゃNG!浮気の証拠にはならないものとは
 2-3 録音は自宅なら合法。盗撮は自宅でも違法?
3 相手を泳がせながら、財産把握に奔走しよう
 3-1 銀行通帳、有価証券、不動産の把握の仕方
 3-2 現物資産の追求はやぶ蛇の可能性大。深追いしないで
 3-3 相手が財産を隠している時に使える裏技

3 リードを書く

ここまで全部書いた後で、やっとリードを書きます。なぜなら、リードは「このページに書かれていることは何か」を素早く伝える最も良い場所だからです。そのため、リードは本文の要約であることが望ましいのです。

全体の要約ですから、当然、本文を書ききってからでないと書けません。

夫の浮気が発覚しても、感情的に相手を責めるのは待って!離婚するにせよしないにせよ、あなたが知っていることを相手に知らせるのは、多くの場合は悪手となります。スムーズに離婚し、最高額の財産分与を受け取るためのポイントは二つ。浮気の証拠収集と、財産把握です。その手順とコツを解説します。

4 タイトルを付ける

「リードの内容を短くしてキャッチーにしたもの」をタイトルにするのが、まずは無難な方法です。対策キーワードを埋め込むとかSEOテクニック的な話は別のページにて解説します。まずは効率よくちゃんとした文章を書けるようになってから、より読まれるにはどうしたらいいかを考えましょう。

夫の浮気を知って責めちゃダメ!?有利に離婚するための2つの準備

5 metaタグを書く

いきなりこんなの出してすみません。metaタグとは、このページはこんなページですよと検索エンジンに伝えるための情報です。
特に、検索結果一覧に表示される「title」、ページの紹介である「description」、内容を示す「keywords」などがあります。
検索エンジン用なのですが、titleとdescriptionは人間がそれを見てクリックするかどうかを判断するテキストになるので、特に重要です。

クリックしたくなるように書きましょう。

title
夫の浮気から絶対に有利に離婚する!2つの行動が将来をわける
description
夫の浮気がわかっても感情的に相手を責めるのは待った。一瞬我慢して冷静に準備すれば、先の経済的余裕が変わります。気づいていることを気づかれないようにし、不貞の証拠収集と、財産把握を進めます。詳しい方法を解説。あなたの離婚、助けます。

以上、スピードアップできる文章の書く順番でした!!

 

→このページを読んだ人が見ている記事「最強の販促ツール知ってる?」