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ブログに書くことがないなら、テーマはこう選ぶ!正しくテーマを選べばSEOのプロに勝てる!

お店のサービスや商品を知ってもらうため、営業時間が終わった後に毎晩せっせこブログを書いていませんか?そして「ネタがない」「書くことがない」と悩んでいませんか?書くべきことは「誰かの役に立つ情報」だけです。それがないなら、やめてしまいましょう!無駄な記事を書かない方がいい理由があるのです。

ブログのテーマは基本的に「誰かの役に立つこと」だけ

よくわからないままにブログ担当になった方が陥りやすいのが、書くことが目的になってしまって無駄記事を乱発すること。簡単に言うとブログの日記化です。

とにかく何でもいいから書くことにも多少の意味はあります。思いがけないキーワードが当たる可能性はあるからです。とは言っても、闇雲にそれをやるのはとても無駄の多い作業になります。

→こちらもご覧ください「ブログは毎月何本書くべき?」

典型的な無駄記事はこういうのです。

みなさん、春ですね!オレンジパンケーキTOKYOの山田です。
うちのスタッフは全員花粉症なので、店のティッシュの消費量が半端ないです。
ここまで経費でティッシュを買ってると国税に怪しまれるレベルですよ!
Σ(゚□゚!背後から足音が……なんだ店長か。
ヒタヒタ歩くのほんとやめて。妖怪か^^
今日は日曜日なのでカップルのお客様が多かった印象でした。
いつもありがとうございます〜。
新商品のパンケーキ、いかがでしょうか。国産みかんのはれひめを使った自家製ソースはシェフ渾身の作です!ぜひみなさん味わいに来てください。
それでは〜

何が問題かと言うと一文字たりとも読む価値がねえ!ということです。
わざわざ誰かがこの駄文を読んでくれると考えるのは、ちょっと厚かましくはありませんかね……。
基本に立ち返りましょう。検索ユーザーの行動原理は常にこれです。

知りたいことがあるから検索している

当たり前すぎですが、ゴミっぽいコンテンツが世の中に溢れている現実を鑑みるに、相手のことを考えて記事を書いていない方がとても多いと思います。
この原則に則って考えるなら、次のことが導き出せます。

ユーザーが欲しいのは文章ではなく情報。
=情報価値の高い記事が、よい記事。

読み書きが得意なブログ担当者は、むしろ注意が必要かなと思います。書くのが苦痛じゃない人は、書くだけで快感と達成感が得られるからです。また、読むことに慣れている人は「普通の人は文字なんて読みたくないのだ」ということに気づきにくいからです。

「情報価値の高いブログ記事」を作る2つの方法

役に立つ記事とは、検索ユーザーの「知りたいに答える記事」です。しかし、誰が何を知りたがっているのかはわかりません。そこで、SEO屋さんは作業効率をアップするために最初に「検索キーワード」を設定して、そこからテーマを決めます。
ここで、Googleアナリティクスがどうの……という話が出てくると拒否感を持つ方がいると思いますが、安心してください。僕が言いたいのはそれではありません。

検索キーワードの設定は、盲打ちを減らすために有効な手段ですが、効率をよくするという効果しかありません。それをしたとて役に立つ記事が書けるわけではないのです。それよりもっと大事なことがある。

それは、他の人には書けないオリジナリティの高い記事を書くことです。

具体的な策は次の二つ。

1 一次ソースを持っていることについて書く
2 テーマを一つに絞って情報を整理する

一次ソースを持っていることについて書く

自分しか知らない情報は、最強のコンテンツです。ネット検索で得た情報を焼き直したコンテンツの戦闘力が10なら、一次ソースに基づいて書いた記事は2000くらいの力があります。
難易度が高く感じるかもしれませんが、最初に書いたとおり、
それをちゃんとやっているブログ書きは意外と少ないので、十分闘えます
どんな業界にも、その業界の人しか知らない専門性がありますよね。上で挙げたパンケーキ屋さんなら、コンテンツの例はこんな感じでどうでしょう。普通のお客さんが知り得ない話は、明かせる限り何でも書いてしまえばいいと思います。

1 カフェの新商品開発。普通は試作を何回やるか?
2 フードショーで出会ったフランスのジャム
3 仕入れが一番大変!
4 契約農家から聞いた裏話。最近みかん農家が……??
5 フルーツソムリエがやってきた
6 仕入れの時に市場で試食できるものと、できないもの

テーマを一つに絞って情報を整理する

自分しか知らない一次ソースはネタが枯渇しやすいというデメリットがあります。それを補う次の手がこれ。きちんと情報を提供する。大事なのは、1本の記事で情報を網羅しようとせずにテーマを一つに絞ること。

上のパンケーキ屋さんの場合は、「はれひめ」という柑橘系の食材についてこだわりがあるならそれについて書けばいいと思います。ネタが食材なら、レシピや保存方法という奥の手が使えるので、コンテンツは無限に生み出せるでしょう。コンテンツ例はこんな感じです。

1 はれひめとはどんな蜜柑?
2 はれひめの旬、おいしい食べ方
3 はれひめの農薬問題って何
4 はれひめの産地は?一番おすすめの産地
5 はれひめを使ったソースの作り方
6 はれひめを使った簡単デザート

役に立たないゴミコンテンツは、アップすればするほど逆効果

すべてのWebページは、Googleから評価を受けています。検索結果の表示に順位がある以上、何を上位表示させればよりよい検索エンジンになるのかを、Googleは常に模索しているためです。
判断のための具体的なチェック項目や要件は定期的に改変されますが、基本的な判断基準は変わりません。「情報価値が高いかどうか」に尽きます。

誰の役にも立たないゴミコンテンツを垂れ流していると、そのサイト自体の評価が下がっていき、むしろ悪影響があります書かない方がマシかもしれません。

量産記事も意味はあるが、個人の戦い方ではない

戦略的にSEOをやるなら「量産することに意味がある」という理屈もあるのですが、本業の片手間に物量作戦をやるのはしんどいですし、なによりそれは本家のSEO屋さんの手法です。大企業の資本力と張り合うことになるので、負けること必至です。

対抗するSEOのプロなんて、実は怖くない!?

SEO屋さんが強大な敵みたいに書いちゃいましたが、ちょっと語弊があります。一般的なSEO屋さんが外注で作成している記事というのは、はっきり言うと低品質なんです。なぜなら、書き手が業界の素人だから。よい記事に最も必要なこと、すなわち情報を持ってない

Web記事の9割は素人が取材なしで書いてます(体感だけど。この辺の内情は別のページでも書いていきます)。情報を持っている方が圧倒的に有利なので、恐れるなかれ!

人間目線でちゃんと書かれた記事は、強い

SEO対策で検索すると出てくるライティングのコツというのは、基本的に「Googleさんに好かれるための方法」を分析したものです。しかし、先に書いたようにGoogleの持っているチェック項目や要件は定期的に改変されます。

小手先のテクニックで上位化した記事は、Googleのそのアルゴリズムが改変される度に影響を受けてしまいます。一方で、本当に人の役に立つように考えて書いた記事はアルゴリズムの影響を受けにくいページの滞在時間や回遊率などによって、ユーザーがしっかり読んでいることが証拠づけられているからです。

というわけで、ブログに書くことがないなら、苦しみながら無駄記事を書くのは思いきってやめましょう。そして、よい記事に注力するのがベストだと思います。

→このページを読んだ人が見ている記事「最強の販促ツール知ってる?」