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DMの開封率を上げるにはターゲット絞りが重要!

DMは約74%の開封率を誇ります。そしてレスポンスもいいことから、紙媒体の人気は根強いのです。開封率をもっと上げるには、ターゲットを絞ることと立体的なものを同封すること。この2点で差別化を図りましょう!

嫌われ者のダイレクトメール。実はレスポンス率がめちゃくちゃ高かった!

一般社団法人日本ダイレクトメール協会の「DMメディア実態調査2017」によると、1世帯が1週間に受け取るDMの数は平均5.7通だそうです。僕の家にもだいたいその程度届きます。

一方的に送りつけてくるDMなんて、読まずにゴミ箱にたたき込んでるぜ!という方はとても多いでしょう。マンション広告とか英会話教材とか、必要ない人にとってはほんとに必要ない情報。ネット社会になったのに、なんで未だにDMって減らないの?と疑問に思いませんか?
その秘密は、DMの開封率にあります。

「DMメディア実態調査2017」では、開封・閲読率は74.3%(前年81.5%)。

年々落ちているのは事実なのですが、意外とみんな開封している!という驚きの数字ではないでしょうか。しかも、DMを見た人がその後にとった行動を見てみると、レスポンス率も高いことがわかります。

・その商品、サービスをネットで調べた(8.2%)
・家族や友人と話題にした(5.9%)
・店に行った(5.2%)
・実際に購入・利用した(3.9%)……

DMを見て行動に移した人が22.4%もということは、開封さえしてもらえれば行動喚起を促せる確率が高くなるということです。

DMマーケティングの雄は、言うまでもなく「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ」のベネッセです。ベネッセの営業利益は136億2300万円ですが、そのうちDMの年間予算はなんと100億円!
一時期、「脱DM路線」に舵を切っていましたが、その時の社長は退任に追い込まれ、2016年にDM路線に逆戻りしています。
それだけDMの効果が手堅いということなのでしょう。

オンラインの時代にあえて紙媒体を選ぶメリット・デメリット

どんな情報でもインターネットで検索ができる現代、あえて紙媒体のDMを選択するには理由があります。DMにはDMにしかないメリットがあるのです。

DMのメリット

・電子メールの広告は自動でゴミ箱へ振り分けられることがある。又は、ウイルスを警戒して開かない人が多い
・ポスト内で手紙と交じるDMは、選別する際に目にとまる
・PCやスマホを起動させなくても、ゆっくり見ることができる
・家族宛てのDMでも、テーブルの上にあると目にする

といったように、オフラインの生活でも目にする機会が多いのがDMです。広告は見てもらわないと始まりません。まず目にしてもらうことが重要なのです。

DMのデメリット

・印刷費、配送費が高い
・製作から配送までに時間がかかる
・クレームを受ける可能性がある

ポスティングのような無差別配達に比べると、正規ルートで入手した名簿で発送するDMはそれほどクレーム対象にはなりません。時間とコストは、どうしてもDMはWeb広告にはかないませんね。

ターゲットを明確にしてDMの開封率を上げる

DMで重要なのが「個人を指名して送る」こと、つまりターゲットを明確にすることです。当たり前のように聴こえますが、無作為に送られるDMも多々ありますよね。
例えば、男性に女性用エステの広告を送る、小学生に墓地の案内を送る、女性に男性下着の広告を送る。的外れなDMは送り先に大きなマイナス印象を与えてしまいます。最後の例はセクハラ行為になりかねません。

今では多くの企業が、購買履歴やアンケートなどで情報を集めるようになってきました。その情報をもとにセグメントを明確化すれば、通販で女性用の服を購入した人にファッションカタログを送る、ランドセル購入時のアンケートで知育に興味アリと書かれていたので英会スクールの案内を送る、といったことが可能になります。ターゲットを絞り、DMの開封率をあげましょう!

DMにサンプルを同封すると開封率アップに!

更に開封率をアップさせるコツは、紙以外の厚みのあるものを同封すること

封筒の上からでも気付くような立体的なものは、人に好奇心を抱かせます。ポケットティッシュやボールペンでも開封率は上がりますが、サンプルを同封すると商品自体への関心がアップするでしょう。
ネットにも広告はあふれていますが、実際に手に取る紙媒体はアイデア次第で高い効果が得られます。もう一度DMを見直してみませんか?

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