MENU

達成条件が厳しすぎる「鬼スタンプカード」を見直して効果アップ

多くの店が集客アップのため取り入れているスタンプカード。しかし、達成条件がきつすぎて途中で断念する人も。ここでは、「途中過程でも特典を付ける」ことや「クリア条件を低くする」ことでリピーターを増やすコツを紹介します。スタンプカードの底力をもう一度見直しましょう。

スタンプカードが受け取りすら拒否される問題

飲食店やスーパー、ドラッグストアなどで会計時に渡すスタンプカード。リピーターの獲得を目指した販促物の一つだし、お店側はお得意様への還元サービスというつもりでやっているかもしれない。なのに、「けっこうです」と受け取り拒否されることも多いです。
実際、僕もスタンプカードを辞退することがあります。紙のカードだと財布の中で邪魔になるし、アプリだと余計な情報を受けたくないし、与えたくないから。

でも、拒否する理由の第一は「どうせ条件達成できないし」っていう諦めだと思います。
保管したり持ち歩いたりするのは不便だ<特典を受けたい
気持ちの天秤がこうならないともらってくれません。スタンプカードに対するマイナス感情があるってことを理解して、それを上回る魅力を作らないといけません。

消費者は店の利用頻度によってスタンプカードを選ぶ

僕の手元に、自宅近くにあるスーパーのスタンプカードがあります。注意書きを見てみましょう。

「1,000円以上お買い物ごとにスタンプ1個プレゼント!スタンプが30個貯まると500円の割引券としてお使いいただけます。※ただし、有効期限は発行日より1年」

これによると、1,000円以上の買い物を30回繰り返せば500円の割引となります。1,000円×30回=30,000円の買い物でクリアです。この店は頻繁に通うので、半年あれば達成できるでしょう。

しかし、同じような条件のスタンプカードをたまにしか行かない店で渡されたら受け取りますか?

特典が頻繁に受けられるようなサービスを!

ここで考えたいのは、「達成条件の高さ」です。なかなか足を運ばない店のスタンプカードは、お財布の中で迷子になっていたり、いつの間にか有効期限が過ぎていたりすることが多いでしょう。そういった経験をしている消費者は、スタンプカードの受け取りを拒否することを覚えます。

では、スタンプカードの達成条件がクリアしやすければどうでしょうか?

たとえば、「スタンプ5個で50円割引き」や「貯めている途中でもスタンプ10個ごとにボックスティッシュをプレゼント」など、目標が近ければ「よし!貯めよう」という意欲も湧きやすくなります。特典が受けられるスパンが短いほど消費者の意欲は高まりますので、バランスがとれる特典を用意することが大切です。

スタンプカードは効果的に生まれ変われる!

「○○円割引き」「〇〇プレゼント」といった特典は、まさに甘い汁。価格が変わらないものを購入するときは、サービスが受けられる店で買い物をしたいですよね。特に、「あと1回でプレゼントがもらえる!」と思うと、消費者はその店へ行きたくなるものです。

ハードルが高い店と低い店。特典のレベルは違いますが、目先のサービスに人はひかれていくもの。「ちょっと高いけど、あの店はコロッケをサービスしてくれるから」といって足を運ぶようなものなのです。

スタンプカードの特典を見直すと、利用されやすいお店になりますよ!

 

→このページを読んだ人が見ている記事「最強の販促ツール知ってる?」