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多言語化の遅れは致命的!外国人の接客に使える便利ツール

年々増える外国人観光客。言葉が通じない接客に頭を抱えていませんか?片言の外国語で対応することはオペレーションにも悪影響を与えます。今は手軽に多言語化できるツールがたくさん開発されています。国際化も怖くない!接客に使える便利ツールをご紹介します。

これからは外国人対応を強化し、生き残りを図る

日本の人口は、50年後には8,800万人あまりになると言われています。
内需が減り続けることは明白で、多少景気がよくなっても焼け石に水。
日本人のみに向けたサービスだけでは市場は縮小するばかり。生き残ることができません。
外国人顧客に視野を広げる必要があるのは、観光業や飲食業だけではありません。日本のほぼすべての業種に関係があります。

問題は、言葉の壁。外国人に話しかけられたらそれだけで頭真っ白、汗が噴き出るのは僕だけではないはずです。
今さら語学を勉強したり、外国語に堪能なスタッフを雇い入れたりするのは、労力とコスト的に現実的ではありませんからやめましょう。
今は多言語ツールが続々と出ています。

自動翻訳の未来が明るい!ツールも続々登場

接客に使える多言語化ツールがたくさん登場している背景には、AIを用いた「ニュートラル機械翻訳技術」の飛躍的な精度向上があります。

2016年には、既に「人間越え」を謳う自動翻訳技術がいくつかの言語間で登場。人間とは会話ができる人のことではなく、プロ翻訳者のことです。2019年現在、中国語→英語や、英語→ドイツ語、英語→チェコ語は人間越えが実現しているそうです。

肝心の日本語はどうかというと、日本語から英語への自動翻訳精度は「TOEIC960点のビジネスパーソンレベル」だそうで、プロ翻訳者の水準には達していません。英語→日本語は、それより遅れがあります。日本語って難しいんですね……。

とはいえ、翻訳業界では「自動翻訳があらゆる言語での人間越えをする日は遠くない」という見方が強くあります。今から英会話を勉強するよりも、自動翻訳の完成の方が早いかもしれません。

最近話題になっている多言語化ツールをいくつか紹介します。

飲食店向け接客指さし会話 「Yubisashi」

指さし会話というものをご存じでしょうか?イラストや文字を指さすことで会話ができるコミュニケーションツールです。旅行本としてヒットを飛ばした「旅の指さし会話帳」を出版している株式会社情報センター出版局が、本だけでなくさまざまなコンテンツとして指さしツールを展開しています。

飲食店だけでなくホテルやレジャー施設など業種や店舗に合わせて、オリジナルツールを作ることができます。カスタマイズ版は4Pで30,000円~とコストはかかりますが、よく使うフレーズなど必要な言葉を選べるので便利です。
他にもアプリや音声ペンなどもあり、使用状況に合わせて自由にカスタマイズすることができます。

●指さし会話

東京都の外国人観光客へのおもてなし対策 「コミュニケーションシート」 

同じくシートを指さすことで会話を可能とするツールとして、東京都がコミュニケーションシートを無料で公開しています。英語、中国語をはじめ12の言語が用意されており、PDFやエクセルでダウンロードすることが可能です。

無料でダウンロードできるので、まずはこれをおすすめします。

●コミュニケーションシート(東京都)

多言語でのセルフオーダーに対応する「スマホ注文」が今後のトレンドか

従来のセルフオーダーはテーブルごとにタブレットを用意する必要があり、初期投資やメンテナンスにコストがかかっていました。そこで開発されたのが、来店者のスマホを使ったオーダー方法です。
来店者は席にあるQRコードなどを読み込み、自分のスマホで言語選択し、そのままオーダーします。
店舗側は注文の入った料理を配膳するだけです。クレジット決済機能がついたシステムもあります。テーブルチェックが一般的なヨーロッパ圏の文化の方にとっては、レジに並んで小銭を出す……という行為がなくなるのは嬉しいかもしれませんね。

最大のメリットは初期費用や固定費を抑えて導入できることです。複数の企業がスマホでのセルフオーダーツールを開発していますので、コストやコンテンツ内容を比較して導入しましょう。

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