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オープンキャンパスで学生を集める超基本的な方法とは

オープンキャンパスは受験生にとって受験校を決定づける企画が多く催される、大切なイベントです。大学側から見ると「学生を集客するためのマーケティングイベント」であるはずなのですが、未だに「広報止まり」になっている大学が多くみられます。オープンキャンパスは学生集客の絶好のチャンス。ぜひオープンキャンパスを「広報活動」から脱却させましょう!

なぜオープンキャンパスに学生を集める必要があるのか

学生が受験する大学を決めるポイントの上位3つは「学部・学科の専門教育」、「所在地、交通アクセス」、「学費」とのデータがあります。


参考資料:進研アド・「大学受験振り返り調査」から受験意識と学生生活充実度の深層に迫る
http://shinken-ad.co.jp/between/backnumber/pdf/2014_2_tokubetsu.pdf


「学部・学科の専門教育」、「学費」については大学のパンフレットを見ればだいたいわかるし、「所在地、交通アクセス」はスマホがあれば迷わず行けるんですけど、学生が知りたい情報は「パンフレットに載ってない」、「スマホで検索できない」プラスアルファの情報だということですよね。

例えば「教授の声、話し方、講義の内容」、「大学近隣の住環境」、「学校や学生の雰囲気」などの情報は、実際に行ってみないとわかりません。それらの情報を伝えることができるのがオープンキャンパスです。

つまり、学生を集めるにはオープンキャンパスを制することがアドバンテージになるということですよ。

オープンキャンパスで学生をたくさん集める3つのポイント

では、オープンキャンパスで学生を多く集めるポイントをご紹介します。オープンキャンパスを「単なる告知」にせず「集客マーケティング」にすることで、大学淘汰時代を勝ち抜けるかもしれません。

来て欲しい学生のイメージを明確にする

地元の大学へ進学する「地元残留率」の全国平均は年々高くなっています。慣れ親しんだ地域から出たくないという学生も多いといいますしね。オープンキャンパスに学生を集めるには「来て欲しい学生のイメージ」を明確にすることが大切です。

例えば地区別志願・合格状況を見ると、2019年度は全ての志願者数が増加していますよね。これは首都圏の大学で合格者数の絞りこみを行ったため、複数の地方大学を併願先にする学生が増えたことが要因といわれています。

参考資料:駿台 2019年度入試状況分析・地区別志願・合格状況
https://www2.sundai.ac.jp/news/2019news/2019_shiritsu_bunseki.pdf


複数の併願先が増えているということは、それだけ受験チャンスも増えます。系統別志願・合格状況のデータをみると、競争が激しい学科、比較的緩やかな学科と「2極化」の現象が起きているのがわかります。オープンキャンパスでは学科ごとに「来て欲しい学生のイメージ」を明確にして、「オープンキャンパスに参加してみたい!」と思わせる広告を打つ必要がありますね。


参考資料:駿台 2019年度入試状況分析・系統別志願・合格状況
https://www2.sundai.ac.jp/news/2019news/2019_shiritsu_bunseki.pdf

大学の特色を明確にする

オープンキャンパスへの集客はマーケティングそのものなのに、「広報止まり」になってしまっている、とても残念な大学を多くみかけます。広報⇒マーケティングに脱却するために参考になるのが企業のキャッチコピーです。

いくつか例を挙げてみましょう。


味の素・「おいしさ、そしていのちへ」

参考資料:味の素
https://www.ajinomoto.com/jp/

リクルート・「まだ、ここにない、出会い」
参考資料:リクルート
https://www.recruit.co.jp/company/involvement/message/


短いキャッチコピーですが、「ああ、コレ知ってる!」と記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。企業理念、想い、伝えたいことがこの短い文字で全て簡潔に表現できています

このようにオープンキャンパスで学生を集まる際に、募集用のキャッチコピーを作って広告やイベントで告知していくのもいいですね。その際は学生が一番知りたい「教育理念」を20文字以内の言葉で表現してみてください。長いキャッチコピーは、よっぽど大学に興味がある学生しか読みません。短ければ短いほどインパクトがありますよ。

では「お!このキャッチコピーはイケてる!」という大学をご紹介します。


名桜大学・ここから、世界へ

沖縄の公立大学です。「やんばるの豊かな自然の中で国際的教養人を育成します!」がキャッチフレーズ。まさに、ここから世界へ羽ばたけそうなイメージですね。

参照:名桜大学
https://www.meio-u.ac.jp/

武蔵大学・ゼミの武蔵

東京の私立大学です。武蔵大学といえばゼミの武蔵というイメージが完全に定着していますね。僕の友人もゼミに打ち込みたかったからという理由で、武蔵大学のオープンキャンパスに参加&入学しました。


参照:武蔵大学
https://www.musashi.ac.jp/index.html

他大学とウェブデザインで差別化する

大学の教育理念を打ち出すだけでは差別化が難しいのが現実です。オープンキャンパスへの参加は詳細確認をはじめ、申し込みも全てWEB上で行われています。ということは、学生が最初に接するのが大学のホームページや、オープンキャンパス専用サイトになります。

そこで大事なのが大学ホームページのデザインです。キャッチコピー、キャッチフレーズとともにデザインの力で学生を集めている大学を紹介しましょう。


神戸女学院大学・「女は大学に行くな」


これは強烈なインパクトを残しましたね。攻めまくってますよ。受験時期には毎年メディアに取り上げられて話題になっているんで、広告としては大成功してます。

参考資料:神戸女学院大学 
https://www.kobe-c.ac.jp/


他の大学はどのようなホームページデザインなのか気になる方は下記のサイトが参考になります。各大学の個性がはっきり見えますから、ぜひのぞいてみてください。

参考資料:大学サイト WEBデザインのまとめ
https://www.ikesai.com/tag/%E5%A4%A7%E5%AD%A6

脱広報!イメージ・特色・ウェブデザインを駆使して本気の集客を!

今後、大学は学生を集客できなければ必ず淘汰されます。オープンキャンパスは大学の魅力を伝えきるマーケティングの場と考えましょう。特別なことをする必要はありません。学生の「知りたいこと」と大学の「伝えたいこと」が合致すれば、オープンキャンパスに多くの学生を集めることが可能ですよ。

大学のオープンキャンパス集客に欠かせないデジタル広告についてはこちらの記事もご覧ください。

以上、熱血野郎でした~。

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