自社商品を世界のAmazonに出品してみたい経営者さん、Amazonへの出品は個人経営者さんでも全然OK！ですが「Amazonは売れない」、「やり方次第ではメッチャ売れる」などいろいろな情報が錯綜していますので不安が増すばかりですよね。ここではAmazonに出品するメリット、デメリットを詳しく解説していきます。
Amazonは個人でも出品できるのか
Amazonの場合、店単位での出店ではなく個々の商品を出品するというイメージになります。「ああ、いつかはAmazonに出品してみたい！」そんな夢をお持ちのネットショップ運営者さん！Amazonへの出品はそれほど高い壁ではないんです。個人経営店でも出品できます。世界に広がり続けるAmazonユーザーに自社商品を紹介したいという希望も、きっと叶えられますよ！
Amazonに出品するメリット
1.ビックリするくらい早く出品できる
Amazonの最大のメリットはコレといっても過言ではないです。
とにかく出品までのタイムラグが短い。
出品者のアカウントを作成⇒商品の登録⇒承認⇒公開の流れがとてもスピーディ。早く公開すれば売れるのかというと、それはまた別の問題なんですけどね。出品が煩雑だと他の仕事にさしつかえるので、手間がかからないって大きなメリットです。商品の登録方法もすごく簡単ですよ。
2.初期費用、月額登録料が安い
出品する商品に応じたプランを選択します。「大口出品（月額登録料￥4,900）」又は「小口出品（無料・注文ごとに成約料、販売手数料あり）」から選べます。1品から出品できますから、気軽に登録ができますね。
3.FBA（フルフィルメント by Amazon）というシステムが利用できる
これもAmazonならではのシステムですね。商品の在庫管理、梱包、発送という面倒な作業をAmazon側で一手に引き受けてくれる仕組みです。もちろんシステム利用手数料の負担はありますが、個人経営者さんの場合なら商品在庫をAmazonの倉庫にドーンと配送してしまうことで、在庫管理がすごくラクになりますね。またFBAを使うと商品が売れやすくなるというメリットもあるんですよ。
4.楽天よりAmazonユーザーの方が多い
日本のAmazon利用者は約5,004万人。楽天市場は4,804万人です（2019年4月時点のデータ）。楽天を追い抜いてるって知っていました？
また、AmazonユーザーはAmazonファンであることも多いです。Amazonユーザーの中には「楽天市場が嫌い」という人たちが一定数います（検索機能がクソだとかメルマガがうざいとか、理由はいろいろ）。対してAmazonは、都心なら当日配送も可能な配送スピード、返品交換が容易、サイトが見やすいなど、基本的なユーザビリティを高めてファンを獲得しています。
Amazonに出店するデメリット
1.競合相手がAmazon本体になる
一般的な商品の場合、Amazonでも同じ商品を出品しています。つまり競合相手がAmazonという恐ろしい現実が待っているんですね。しかもAmazonには「カートボックス」という独自のシステムがあって、１つの商品に対して１店舗だけが「カートに入れる」ボタンから商品を販売できる権利を持てるというもの。当然「ショッピングカートを獲得する」と商品が最も売れやすくなります。Amazonが販売している商品の場合、この「カートボックス」の権利を所有してます。
2.リピーターを増やしにくく、価格競争に巻き込まれる
Amazonの出品が「商品単位」という概念から、店舗のファンを集めることがとても難しいです。出品した商品はあくまでも「Amazonという巨大ショッピングモール内商品の一つ」という感覚ですね。
商品登録画像の規定も厳しく、他商品との差別化もしにくいので、価格で勝負するか広告出稿して上位表示させるかの選択を迫られます。
お客さんは店につくのではなくAmazonに付いています。お店のことは商品でしか見てくれないので、お店がいかに親切なサービスをしようと関係ありません。価格競争に巻き込まれやすいです。
3.広告費がかかる
Amazonに出品したからすぐに売れるだろうということはまずありません。当然競合商品も無数にあり、やはり広告出稿しないと検索で上位表示ができないという現実が。利益率が低い商品の場合、広告費と販売手数料で利益を圧迫する可能性が出てきますので、商品価格設定には注意が必要です。
4.海外の激安競合会社が多数存在
自社で3,000円で売っているまったく同じ商品を、中国の会社が300円で売っている……なんてこともAmazonではあるあるです。お店の信頼やブランドで売るという力が弱いので、クールなAmazonユーザーは単に安い方に流れてしまう、ということが起こります。
試しに一度Amazonに出品してみてもいいのでは
Amazonは初期費用、月額登録料が安いので、コスト面だけで比較すると楽天市場より出品の敷居が低いです。
比較的Amazonユーザーとの親和性が高いのは、デジモノや重たい物。
書籍やブルーレイディスクといったソフトコンテンツものです。
興味があるのなら試しに一度出品してみてもいいのではないかと、僕は思ってますよ。
以上、熱血野郎でした～。