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楽天市場に出店して売れるの?メリットとデメリットとは

自社独自のECサイトを運営しているけれど、楽天市場に出店して売上を拡大していきたい経営者さんは必見!楽天市場はテナント料がキツイと聞くので、本当に効果あるか不安ですよね。ここでは楽天市場に出店するメリット、デメリットを詳しく紹介します。

楽天市場に出店してホントに売れるのか

楽天市場は言わずと知れた日本最大級のECモールで、楽天ブランドはユーザーの信頼度がケタ違いに高いので、売れるときの爆発力はスゴイです。しかし出店するジャンルや商品によっては「思ったほど売れない……」、「経費ばかりかさむ……」などの悩みが出てくることも。

過去には「楽天に出店するだけで爆売れ!」みたいな時代もありましたが、現在は落ち着いているようです。あ、売れないって意味じゃないですよ。やっぱり楽天ブランドは消費者の信頼感が別格ですからね。
売れるか売れないかでいえば「売れる」と言っていいと思います。他のモールに比べれば。ただ、費用対効果で考えると向いている商材とそうでない商材があります

楽天市場に出店するメリット

1.わりとよく売れる

初期費用や出店費用、システム利用料などはかかりますが、さすが楽天市場。ちゃんと売れます。競合が少ないオリジナル商品やサービスを持っているなら、出店を検討してもいいのではないでしょうか。独自のネットショップを持ちつつ、楽天市場にも出店するという店舗がたくさんあるのはそういうことです。


2.楽天独自のイベントで売上がアップする

テレビCMで楽天のイベント告知をしてくれたりすると、イベント効果で商品が動きます。これは僕も過去に楽天出店をやって実感したことです。
個人店では絶対にできないプロモーションをやってくれるのは、心強い。
イベントに合わせてセールを開催すれば、さらなる便乗効果が期待できます。これは普通のECサイトではなかなか難しいことなんですが、楽天ブランドを上手に活用するってことですね。

3.メッチャ細かい分析ツールが使用できる

売上目標、客単価、転換率から「月間の目標アクセス人数」を算出したり、検索キーワード、PC、スマホからのアクセス割合、新規購入、リピート購入など、売上を上げるための細かい分析ツールが使用できます。ネットショップは分析と改善の繰り返しで成長します。このツールが使えるのはすごいメリットだと思いますね。

楽天市場に出店するデメリット

1.初期登録費用+出店費用+システム利用料などのコストがかかる

数年前に比べるとだいぶ安くなりましたが、個人経営者さんが出店するにはまだハードルが高いように感じますね。

初期登録費用は利用プランに関わらず¥60,000。

月額手数料は次の通り。
・がんばれ!プラン:¥19,500/月
(5,000商品まで登録可能。システム利用料3.5〜7.0%)
・スタンダードプラン:50,000円/月
(20,000商品まで登録可能。システム利用料2.0〜4.5%)
・メガショッププラン:100,000円/月
(登録商品数無制限。システム利用料2.0〜4.5%)

システム利用料は別途かかり、月間売上高の3.5~7.0%です。

※2019年9月時点の情報です。

2.出店費用は基本的に年払い

楽天市場は「1年契約」が基本です。しかも、料金は月額表示なのに支払いは月額不可。

「がんばれ!プラン」:23万4,000円を一括払い。
スタンダードプラン:半年ごとに30万円で二回払い。
メガショッププラン:半年ごとに60万円を二回払い。

なかなか大きい金額です。覚悟がいりますね。

3.ライトプランもあるが、要注意

実は、お試し的に使える三か月の短期プランもあります。それが「ライトプラン」です。

・ライトプラン:39,800円/月
(5,000商品まで登録可能。システム利用料3.5〜5.5%)
※三か月契約。一括払い

見ての通り、月額も高いしシステム利用料も高いです。試すと言っても、まったくの新店舗の場合、三か月で固定客を掴むのは難しいです。セールも、リスティングも、SEOもやってみたいですよね?でも、ありとあらゆる施策を三か月で試すのは無理です。特に、SEOはそんなに短期的には結果が出ません。

「もうちょっと様子を見たい……」と三か月プランを二回(6ヶ月)やりたくなりますが、
それはおすすめしません!

39,800円×6ヶ月のお値段は23万8,000円。「がんばれ!プラン」1年分より高いんです。なら最初から「がんばれ!プラン」にした方がマシです。ライトプランを使うなら、三か月でちゃんと結果を出す、判断できるという自信が必要ということです。
別のネットショップをすでに運営している、別でブログを運営している、セールもリスティングやったことがあるよという人にしかおすすめしません

4.各個別ページのカスタマイズはHTMLの知識が必要

基本的な商品登録だけならテンプレートに入力するだけなので初心者さんも簡単にできますが、ガッツリとカスタマイズしたい、店舗の個性を出したい場合はHTMLの知識が必要になってきます。

楽天市場への出店はどんな商品やサービスが向いている?

楽天市場では店舗オリジナルの商品が売れるんです。僕の先輩はオリジナル商品を期間限定で楽天市場に出店して、実店舗数倍の売上を挙げたことがあるそうです。「ウチの商品は知名度が低いからなあ」という商品でも諦めなくて大丈夫ですよ。

また、低価格帯の細かい物も意外と売れる。楽天ショップは送料がかかるので低価格帯の商品は売りにくいと思われるかもしれませんが、楽天ポイントの消費という需要があるので、意外と低価格帯でも大丈夫です。
楽天レシピやアンケート系でポイントを貯めて、一銭も使わずに買いものをしているっていう趣味のポイントゲッターもいますからね。

食品、アパレルもおすすめ。Amazonと違って、楽天は商品写真をより大きく見せ、ディープに商品の魅力を語ることができます。シズル感が大事な食品、ディテールの質感が大事なアパレルなどは、Amazonよりも伝える力が優れていると思います。


以上、熱血野郎でした~。

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