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LINEスタンプを作る時に気をつけること、デザインのコツ

LINEのクリエイターズマーケットは、誰でもタダでスタンプを販売することができます。資本力が少ない会社でも、プロモーションに使いやすいツールです。絵の得意な素人スタッフが作ってみた!というキャラでも当たる可能性があります。素人が作る時に気をつけることをまとめました。

透過した線画は使わない

スタンプは基本「塗り」を作った方がいいです。
ご存じの通り、LINEのトーク画面の背景はユーザーが任意の素材に変えることができます。背景なしで透過した線画は著しく視認性が下がる可能性があるので、やってはいけません。
これ、僕は思いっきりやってしまいました!
前に、どんな下手な絵でもLINEスタンプの審査が通過するのか実験してみました。僕の作ったスタンプはこれです。

★毎日使えるニコニコ泥のほっこりスタンプ
(駄目な例で出しといてなんですが、誰にもシェアしなくていいし、死ねクズって思ってくれていいので、買ってください☆)


白い背景上では成立しているけど、背景に暗色がくるとこの通り。
公式が用意している背景デザインですら、この存在感のなさ!

柄ものや写真なんかを背景にされた日には、存在が消滅します。
なんだこれは!典型的なダメスタンプではないか(買ってね☆)。


サイズ感を確認する

スタンプの指定サイズは、370×320pixel以内なので、僕はデカイ方がお得とばかり目一杯使ったのですが、スカスカで間延びした印象になってます。
実際に使った時のサイズ感は、デザインしている時のサイズ感とは全然違います。実際のサイズを確かめながらデザインしましょう。

トークルームでの見え方は、シミュレータで確認できます。
LINEクリエイターズマーケットのマイページにアクセスし、「作ったスタンプをチェックしよう!」をクリック。

「スタンプシミュレータを使ってみる」をクリックすると起動。トークルーム上でのサイズを見ることができます。セリフなどの文字を入れている場合は、読みやすいかどうかを確認できます。

背景画像は色ベタ3種類が選べるだけですが、これをやるだけでも透過の線画はダメだって気づくことができたかも。ううう……。

使用シーンを想定したネタの選定が大事

スタンプを作る時は最初に使用シーンを想定してセリフを書き出します。
この辺の流れは、色んな人がネットに書いているので割愛します。「LINEスタンプ ネタ 書き出す」「LINEスタンプ セリフ 作り方」などで検索してください。

この時に、重複したものはカットするのが普通なんだけど、ことLINEスタンプにおいては言葉の意味をしっかり考えた方がいいだろうなと思いました。

例えば、一番使うであろうスタンプは「了解、OK、うん、いいよ、そうだよ、YES、わかった、はい」など。これを同義とみなして「了解だ」に集約したとします。
すると、わりと会話が成立しないケースが出てきます。下みたいな感じで。

承諾(OK)と肯定(YES)は、よく使うけど意味が違うものだから、二種類あるのが便利だったと思う
僕のスタンプに「り」と「わかた」があるのは、ちゃんと考えてない証拠です。

リリース時の並び順にも気を配る

よく使う系のスタンプは上の方に表示させるようにしましょう。
売れているスタンプはみんなそうなっています。
「OK、YES、大丈夫?今行く、ごめん!」などですね。イチオシのネタ系スタンプも、上位表示されるようにしましょう。


一度リリースしたら順番を入れ替えることはできません。
クリエイターズマーケットでスタンプを登録する時に、番号がついていますが、これはその番号順に表示されるということです。
登録時にはおすすめ順にならべましょう!

キャラクターに向きを付けるなら基本は「右向き」

これも僕が作ったあとで気づいたこと。
LINEスタンプは自分の見え方と相手の見え方では左右が逆になるので、それを念頭に置いたデザインをしましょう
たとえば、土下座して謝ってるスタンプの場合、これだと相手からはケツを向けてるように見えてしまいます。
相手の方を向けたいなら右向きに作りましょう!

以上、熱血野郎でした!

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