真面目に作ったオリジナルのテキストや写真が他社にパクられたら、相手に削除を求めましょう。パクられるのはよいコンテンツの証拠ですが、自社に不利益になることもあるので放置しない方がよいでしょう。相手の特定の仕方、どう連絡するのかをまとめました。
パクられたら、まずは相手に削除依頼をします
サーバー管理会社に該当ページを削除させる方法もありますが、それは相手に連絡なしにする方法です。相手にも言い分がある場合は、もめ事の元になります。まずは相手に削除を依頼するのが順当な方法です。
最初はビビるかもしれませんが、意外と真摯に対応してくれる例も多いそうです。
本当に相手に悪意がない場合もあるからです。
ネットに「落ちてる」コンテンツはタダだと勘違いしている人は一定数います。また、パクったサイトの運営者が外部ライターにテキスト作成を外注していて、その誰かがパクっていたということもあり得ます。その場合は知らずに受領した発注者も被害者です。
相手に連絡する時は丁重な言葉遣いを忘れずに。
連絡先が書いてないサイトの管理者を特定する方法
問い合わせフォームやメールでの連絡になりますが、個人運営のサイトの場合は連絡先がどこにも書いてない!ということも多いと思います。
そんな時は、相手のサイトのドメインからサーバーの契約者情報を引き出せるかをやってみましょう。
違法行為でもなんでもありませんので、ご安心ください。
古いですが、有名なのはこのサイト。2007年に『日経XTECH』でも紹介されてます。
→aguse
窓にパクリサイトのURLを入れましょう。
該当サイトがレンタルサーバーに置かれている場合は、レンタルサーバーを契約した責任者の名前、メールアドレス、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号などがわかります。
下の画像では、連絡先がどこにも掲載されていない適当なランキングサイトのURLを入れてテストしてみました。会社名、個人名、携帯電話番号も出てます。
「ダイエットオタクの主婦が体験談をまとめました♡」のように、善意の個人を装って宣伝を垂れ流しているサテライトサイトはたくさんあります。こうすると、どこの会社が何の目的でそのサイトを運営しているのかわかっちゃいますね。
ただし、サイト公開時に設置を行ったウェブサイトの制作会社がサーバー契約しているケースも多いです。更新や運用は別の人がやってる場合があるので、ここに出た名前がパクリの本人だと断定するのは早計です(それでも、その会社をツテに連絡できるので有効ですけど)。
連絡する時には、勝手に激高しないように。あくまでも丁寧にしてくださいね。
また、相手サイトが自社サーバーに置いている場合は細かい情報は出ません。
たとえば「首相官邸」のURLを調べると下のような結果になります。
サーバー契約時に相手が嘘の情報を登録している場合もあるかもしれません。
また、アメブロのような自分でサーバー契約しない既存サービスが使われている場合も、ここから個人情報を抜くことはできません。サイバーエージェントのサーバー情報が出るだけです。
連絡先がわからなかった場合、返事がない場合
上記の方法で連絡先がわからなかったり、連絡しても返事がもらえない場合も多いです。既にサイトが放置状態ということもあります。それでも打つ手はあります。
サーバー業者に削除を求めたり、Googleに検索結果から削除してもらうなどです。
詳しくはこちらの記事に続きます!
→「サイトをパクられた時の削除申請の仕方」