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ABテストの具体的な改善の仕方

WEBサイトの運営に必要なマーケティング施策の中で、もっとも重要なものの一つがABテストです。しかし、実際にABテストをやってみようにも、「どこから手をつけたらいいの?」という人も多いでしょう。そこで今回は、ABテストの具体的な改善の仕方について紹介します。

どこを変更するのか

WEBサイトにおいて、ABテストをするべき部分がどこなのか解説します。

まずはメインビジュアル

Webサイトの「メインビジュアル」とは、ファーストビューで訴求する大きな画像領域のことで、「キービジュアル」と呼ばれる場合もあります。メインビジュアルはWEBサイトに来訪するユーザーの第一印象を決定するため、ユーザー直帰率に多大な影響を与える超重要なコンテンツといえるのです。

メインビジュアルのABテストでは、たくさんのパターンの画像を作成して検証を行います。

たとえば、

・全く異なるデザインの画像
・キャッチコピーは同じだがデザインが異なる画像
・シンプルなデザインとデコラティブなデザインの画像

といったさまざまなパターンを想定してテストを繰り返すことで、最も効果が高いものをみつけていきます。

次にキャッチコピー

「キャッチコピー」とは、WEBサイトで扱う商品やサービスをユーザーに訴求する文言で、「キャッチフレーズ」と呼ばれる場合もあります。WEBサイトにおけるキャッチコピーの目的は、ユーザーの注意を引いて興味を持たせ、購買やサービス利用への行動を促すことです。つまり、ユーザーのファーストアクションを生み出すために必須のツールといえます。

キャッチコピーのABテストを行う場合には、テキストの内容と文字数に差をつけたものを複数準備して実施しましょう。

まず、テキストの内容については、

・同じ訴求内容で表現方法を変えたもの
・言葉の言い回しを変えることで印象を変えたもの
・テキストのデザインやレイアウトを変えたもの

などで、複数パターンを検証します。次に、文字数はテキストの数が多いものと少ないものを比較して、どちらの方が高い効果をあげるか検証しましょう。

オファー

「オファー」とは、ユーザーを集めることに特化したサービスやサンプル品のことです。WEBサイトにおけるオファーとは、サービスの無料期間や割引、コンテンツの無料ダウンロードなどが挙げられるでしょう。したがって、オファーのABテストでは、サービスの購入価格や特典をどのように訴求すればCVR、CTRが上がるのか検証するわけです。

たとえば、

・単品購入か定期購入のどちらを訴求するのか
・「まとめ買い」で客単価アップを狙うのか
・トライアル商品や期間を用意して、定期購入に誘導するのか

といったユーザーの購買判断に直結する価格や特典のパターンをたくさん作ることで、CVRやリピート率が高い売り方を検証していきましょう。

ABテストの実施期間

最後に、ABテストの期間は、短くても1週間~2週間。長くても1ヶ月程度を目安に実施しましょう。ただし、ABテストの実施期間に関しては、「確実にこの期間」という決まりはありません。つまり、CVRやCTR、リピート率といった数値結果に明確な差が出るまで、テストの経過を見守る必要があるのです。なお、長期間放置しないほうがよい理由もあります。

WEBサイト運営は一日でならず

今回は、WEBサイトにおけるABテストの具体的な改善の仕方について紹介しました。ただし、今回紹介した3つのポイント以外にも、ABテストを行ったほうがよいものはたくさんあります。ご自分のWEBサイトのあらゆる部分でABテストを繰り返し、改善を続けることでようやく結果がついてくるものです。とはいえ、ずっとABテストばかりやっていても売り上げは上がりませんので、スピード感を持って施策を展開するようにしましょう。

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