リスティング広告を初めて運用するけれど、広告予算はどのように決めればいいのでしょうか。大丈夫!広告予算は簡単な計算式に当てはめれば、すぐに算出することができますよ。ここでは予算の決め方、一日の上限予算の考え方について詳しく解説します。
リスティング広告の予算はこうやって決める!最初は無理のない予算で試そう!
リスティング広告のメリットは「少ない予算で成果を得られる可能性がある」ということです。
1日あたりの上限広告予算を決められます。キーワードのよっても異なりますが、1日の予算が数百円でもOKですし、そのくらいの予算でも効果が出ることも十分あります。
まずは無理のない予算(赤字にならない予算)を決めていきましょう。
広告出稿して「何をどのくらい売りたいのか」を決める
例として、広告を出稿して10,000円の商品を10個販売したい場合のリスティング広告予算を考えてみます。
予算の計算式は下記のとおりです。
予算=目標コンバージョン単価×目標販売数
コンバージョン単価は、1件の購入、申込み、資料請求を獲得するためにかけられるコストの単価のことですね。
コンバージョン単価は商品の利益率や、販売のしやすさなどにより変わってきます。
「商品を認知してもらうことが目標だから、利益は最低限でもいい」場合や、「頻繁に売れるものではないので、利益は最大限確保したい」場合などによっても目標コンバージョン単価の設定金額が変わりますが、今回は利益率20%の商品だとしましょう。
利益額=10,000円×20%=2,000円
利益額の2,000円から1,000円を利益として留保しておきたい場合は、残り1,000円が広告費に当てられるコンバージョン単価になります。
ではこの数値を計算式に当てはめてみましょう。
予算=【目標コンバージョン単価】1,000円×【目標件数】10件=10,000円
10,000円の商品を10個販売したい場合のリスティング広告予算は「10,000円」になります。
一日のクリック上限予算を決める
さて、リスティングの広告予算は「10,000円」と算出できました。次に1日のクリック上限予算を決める必要があります。
リスティング広告のキーワード単価は「オークション入札制」で決められます。なので、あまりにも入札単価が低すぎると広告が表示されませんし、単価が高すぎるとすぐに予算オーバーになってしまいます。ここがリスティング広告の難しいところなんですよね。
予算のさじ加減は、実際に広告を設定してみて、自社の広告がどの位置に表示されているのかを確認しながら調整しつつ覚えていくという流れになると思います。
少ない予算でも成果を獲得できることがありますし、クリックすらしてもらえないこともあるんですよね。「どうしたら低コストで反応のよいキーワードを見つけられるのか」。リスティング広告は宝探しのように楽しみながら運用していくのが、成果を上げるポイントなのかもしれません。
以上、熱血野郎でした~。