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紙袋デザイン講座 紙袋デザイン講座

LESSON19-4

イラストとロゴを入れてスウォッチ化。連続模様を作る

柔らかい曲線でできたイラストに木版画のようなテクスチャーを付けて配置し、かわいらしくほっこりしたデザインの紙袋を作ります。1回目〜3回目で作ったイラストを組み合わせてスウォッチに登録し、背景に反映させるとあっという間に連続模様の完成です。

イラストとロゴを配置する

今回のデザインは、モチーフをひとつ作ったら、それをスウォッチに登録して連続模様にします。そのため、まずは正方形を描いてガイド化します。
その四角形の上に、素材を配置していきます。
まずは、作成した蓮の葉っぱとレンコンのオブジェクトとロゴです。

解説イメージ

これだけだと何となく物足りないので、イラストを追加します。
ここはフリー素材を使っちゃいましょう。
鳥獣戯画っぽいカエルのイラストを配置してみました。

解説イメージ

スウォッチにした時の具合を確認する

スウォッチは連続模様なので、連続させた時に綺麗になっていないといけません。
しかし、このパーツ一つでは、イマイチうまく想像できません。
スウォッチパーツを作る時は、ひたすらスウォッチにつっこんで確かめるという方法がおすすめです。結果を確かめながらいじっていく方が早いです!

スウォッチにするためにガイドと同じ正方形(線も塗りもなし)を描きます。
四角形ごとオブジェクトをすべて選択して、スウォッチパネルにドラッグします。

解説イメージ

紙袋の展開図データに、このスウォッチを反映させてみましょう。
こんな感じです!

解説イメージ
かみちゃん
かみちゃん: 大正時代の版画っぽくなってきた!
でもなんだかくどいです。

半透明にして重なりを表現する

版画らしさを出すために、蓮の葉っぱとレンコンを半透明にして、重なった部分を色濃くなるようにします。
オブジェクトを選択して、不透明度を50%にします。

解説イメージ

版画っぽさが出て、ほっこり感が増しました。

解説イメージ

連続模様のバランスを整える

連続模様にした時に違和感がなくつながるように、バランスを整えていきます。
これも、作ってみてスウォッチ化、展開図に反映して全体を見る、という作業を繰り返して行います。

何度か繰り返して、こんな風にしました。
カエルの数を増やし、ロゴもカエルも茶色にしました。
スウォッチの柄の出方が大きすぎたので、「オブジェクト」→「変形」→「拡大・縮小」を出し、「オブジェクトの変形」のチェックを外して「パターンの変形」のみチェックを入れて縮小しました。
そうすると、スウォッチの柄だけ縮小することができます。

解説イメージ

連続模様は勘が頼り

完全につながった連続模様を作るには、天地左右の接合辺に同じ柄がこなければならないので、数学的にとっても難しい作業です。大昔にダマスク柄を作った人たち、壁紙やテキスタイルのデザイナーがいかに偉大かってことですね。それは難しすぎるので、「つなぎ目が空白」になり、なおかつ違和感のないものを勘で見つけて下さいね。

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