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紙袋デザイン講座 紙袋デザイン講座

Lesson
12

オールディーズなアメリカン紙袋 難易度★★★★★

Lesson12-05

マスクを使い、レイアウト全体にかすれをつける

オールディーズな雰囲気の、アメリカン紙袋のデザインの方法を解説します。昔のアメリカのポスターやマッチの箱などのデザインを参考に作ってみました。レイアウトが完成したら、仕上げにテクスチャ感をつけます。グランジ素材を使ってマスクをかけ、印刷のピンホール風のかすれを生み出します。

フリー素材の細かいグランジ模様を探す

グランジとは、「薄汚れた」という意味です。ヴィンテージ感を出すために欠かせない要素です。
illustratorでかすれたヴィンテージ感を出す方法は色々ありますが、ここではグランジ素材を重ねてマスクをかけ、印刷のピンホール風にオブジェクトに小さな穴をあけていきます。

まずは、重ねるグランジ素材が必要です。これもフリー素材を使用します。

今回は、この素材をお借りしました。

○GRAPHIC BURGER 「7 Halftone Textures

ファイルを開くと、こんな風になっていました。粒が一番細かい左下を選びます。

グランジ素材のサイズ、粒の大きさや効果を確認する

先ほどのデータをコピーして、製作中の画面にペーストします。
かなりサイズの大きなデータです。紙袋のデータ全体を覆うので、一発で全体にマスクがかけられそうですね。

しかし、拡大して実寸(表示倍率108%程度が実寸になります)で見ると、粒がとても大きく、細かいかすれ模様にはならないことがわかります。
このツブツブ素材を白い色にするとよくわかりますが、小さい文字に粒がくっつくと視認性が落ちてしまいます。

もっと細かい粒を出すために、グランジ素材をレイアウト幅ギリギリまで縮小します。

再び拡大してみましょう。さっきよりは模様が細かくなりましたが、まだわざとらしいです。

もっと細かい模様を出すために、この素材を縮小してコピー&ペーストします。

再び拡大して確認。どうでしょう?なかなかいい感じになりましたよね!
この粒の感じでマスクをかけたいと思います。

かみちゃん
かみちゃん: 昔の印刷がピンホール(インクの穴抜け)するのはローラーの精度が低かったからです。
細かい穴を作ると、ボール紙に印刷したかのような味が出ます。

レイアウトと、グランジ素材をそれぞれグループ化してマスクをかける

3枚のグランジ素材をすべて選択してグループ化します。レイアウトは、すべて選択してグループ化します。グランジ素材の色を黒(K100%)にします。
先ほどは具合を見るために白くしましたが、白いままだとうまくマスクがかからないので注意!

グランジ素材、レイアウトを両方選択して、「不透明度」→「マスク作成」を選びます。
「クリップ」のチェックを外すと、下のレイアウトに、グランジ素材の形で穴が開きます。

これで完成です!

印刷するとこんなイメージになります。

かみちゃん
かみちゃん: カラーバリエーションを考えてみるのも楽しいですよ!

細かい文字がきちんと読めるかをチェックしよう

グランジ素材を使ってマスクをかける時は、仕上がった時に小さな文字にくっついて読みにくくなっていないかを確認しましょう。粒が濁音や半濁音に見えてしまうと、全然違う言葉になったりしますので要注意!フタがブタになったり、パリがバリになったりしますので。もし文字が読みにくくなっていただ、その部分のグランジをダイレクト選択ツールで選択して粒を削除しましょう。

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